シャイロックの子供たち [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 面白く一気読み。
    期待を裏切らない銀行を舞台にした謎解き。
    安定の面白さです。

  • 時代が古すぎて共感できなかった。

    部下にむかついて殴るとか、今もそういう人いるけど、仕事や他人に期待しすぎ、と思う。

  • 一銀行の支店を舞台とした短編集かと思いきや
    途中から大きな犯罪を暴く話になってくる。

    厳しいノルマ、昇進への執念、壊れてゆく心。

    そしてラストのどんでん返し
    人間模様が恐ろしい

  • 謎が謎を呼び…オーディブルでどんどん聴き進めていったけども、なんでここで終わっちゃうんやろう!?

    第5話の人体模型あたりからさらに面白くなってきたけど、登場人物が多く、男としての主語で語られるあの人は?

    想像がかき立てられるけれど、結局あの人はこの人のことなのかどうか…想像の域を出ないのはやっぱりモヤモヤが残る…

  • 2023.11.29
    銀行という枠組みのなかでもがいて生きている人々が描かれている。
    家族のために生きるということは、何を為さざるべきかと考えさせられる。

  • 登場人物の描写が丁寧で、楽しめた。
    ただ、現役銀行員としては、身につまされる話もあり。


  • 題名のシャイロックってどういう意味だかわかんなかった。
    ググったら意味は出てきたけど。

  • とある銀行支店で起きる事件を短編を絡めながら描いていく小説。筆者の初期の作品という点で、納得できる内容。硬直した会社組織にありそうな人間関係を描きつつ、謎解き要素を含めたあたりが面白い。
    読者としては最後にすべての謎が明らかになってほしいのだが、それが隠されたまま終結してしまう。小説としてはきっとこの形の方が良いのだと思うけれど、やっぱり全貌を知りたかったと思うのです。

  • シャイロック:シェークスピアの「ベニスの商人」に登場する強欲なユダヤ人高利貸し。

  • 池井戸作品はほとんど読んでいるが、なぜか読んでいなかった作品。

    銀行の一支店を舞台にした短編集かと思いきや、実は銀行の不正を暴く長編ミステリ小説。
    物語は二転三転して意外な結末を迎える。

    池井戸潤って、こんなスタイルの作品も書くのですね。

    小説とは言え、こんなコンプライアンスもへったくれもない企業はないだろう。
    そう思っていたが、これはビッグ〇ーターだ。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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