らせん 「リング」シリーズ (角川ホラー文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • シリーズ屈指の面白さ。前作の展開を踏まえた上でそれを踏み台に構築された深層に潜っていく。解剖医の安藤視点で描かれる絶妙な人間心理と欲望、不穏な見えない意志の力、物語全体を暗雲が取り囲んでいるようで「呪い」とは別ベクトルの怖さがある。バイオミステリ、バイオホラー、暗号ミステリのような好奇心を刺激する謎解きの面白さもある。現実的なラインを気にしだすと白けてしまう人も多いようだが、鈴木光司作品はどちらかというと大きな見えない力に運命を突き動かされる人間の物語が主軸と言っていい。飛躍する展開を楽しめるといいかも。

  • リングはホラー要素あったけど続編のこちらは論理的で科学ミステリー感。呪いとかではなく人の生への執着。科学的な中に非科学が混じっているんだけど、ウィルスの起源も突然変異だったり、人と組まないと増殖できなかったり、見えない恐ろしさがある。

  • 映画とだいぶ内容が違います.
    話がなかなか論理的で興味深いです.ぜひ原作も読んでもらいたいです.

著者プロフィール

千葉中央メディカルセンター勤務。認定理学療法士(代謝)、呼吸療法認定士、糖尿病療養指導士、住環境福祉コーディネーター2級。

「2018年 『リハビリのプロがすすめる 健康寿命を延ばす1000冊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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