世界史のなかの戦国日本 (ちくま学芸文庫) [Kindle]

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  • 筑摩書房
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  • 16~17世紀前半の日本列島では、政治的動きとしては豊臣・徳川による統一政権を生むが、経済的には何が起こっていたのか?朝鮮貿易と幕府の勘合貿易、サハリン・沿海州、琉球の勘合貿易および西南海貿易、東アジアの私貿易および南蛮貿易といった四つの商業圏で、明の活況による財の流れを獲得する覇権争いが盛り上がり、日本銀の大量産出に伴い規模が爆発的に拡大します。統一政権樹立の原資にもなります。統一権力が近世の四口(対馬口の宗氏、松前口の松前氏、薩摩口の島津氏、長崎口の徳川氏)に集約した。更なる研究を期待(1997年)

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著者プロフィール

1949年、大阪市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(文学)。
同大学史料編纂所、同文学部・人文社会系研究科、立正大学文学部を経て、現在東京大学名誉教授、公益財団法人東洋文庫研究員。
専門は日本の対外関係史。国家の枠組みを超えて人々が活動し、「地域」を形成していく動きに関心をもち、あわせてかれらの行動を理解するのに不可欠な船、航路、港町などを研究している。
おもな著書に、『中世倭人伝』(岩波新書、1993年)、『東アジア往還─漢詩と外交─』(朝日新聞社、1995年)、『世界史のなかの戦国日本』(ちくま学芸文庫、2012年)、『日本中世境界史論』(岩波書店、2013年)、『日本中世の異文化接触』(東京大学出版会、2013年)、『古琉球─海洋アジアの輝ける王国─』(角川選書、2019年)ほかがある。

「2021年 『東アジアのなかの日本文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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