苫米地流「超」記憶法 [Kindle]

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  • 2013年8月1日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 「記憶力を鍛える脳の鍛え方が同時に私たちを超人にしていく」
    著者は私たちの目の前の世界は記憶から成り立っていると書かれています。
    たしかに記憶って作られるし目の前にある事実をどう認識したかで自分の世界の成り立ちが変わります。
    そういう意味で記憶力はすべての基本と言えると僕も思います。

    「脳は失敗したときにモノを覚える」
    記憶する最初の方で「これは重要だ」と脳に思わせてしまえば記憶はもっと早く定着する。
    脳は失敗することで重要なんやと認識するということです。
    失敗もそんな大きな失敗でなくて良いとのことです。

    「次を予測する記憶法」
    覚えたいモノを先に予測してその予測が外れることによって「あ失敗した。間違えた」と脳に認識させることで長期記憶へと導く。
    「あ間違えた」のインデックスを脳に埋め込むということやそうです。
    資格試験の勉強法でも問題演習を早い段階でするってよく言われます。
    理にかなってるんやなと思います。

    過去の記憶とは目の前の現実を補うために使うのではなく
    「新しい認識を作るためのリアリティを補うために使う」
    というのが正しい使い方
    たしかに過去の記憶を変化を恐れる根拠にするのは誤りで次に何が起きるか予測するために使うのが正解やと思います。
    知識や経験は半歩先読みのために役立つと思いますし実践しています。
    過去の記憶は「新しい認識」を作るための材料、リアリティを作るために使うべきとおっしゃってます。

  • 参考にする

  • 記憶とは何かという根本的な疑問について丁寧に書いてある。同じことが何度もかいてあるのでくどい。旅行がなぜか嫌いっていう人は読めば理由が分かります。

  • アンリミテッドにて読了。

    登録忘れ。長いこと積ん読にしてたので、電車の行き帰り中に集注して読んだ。

    下記にハイライトした箇所をコピペ:

    27
    オレンジ色のハイライト | 位置: 502
    要は、 変性意識状態をつくりだすことによって、自分で自分に進行催眠をかけるのです。 簡単に言えば、 何月何日、「体調、気分ともに最高の自分の状態」という記憶を入れておく。すると、その日が来ると、自然に心も身体も最高の状態になっているというわけ


    オレンジ色のハイライト | 位置: 520
    まず、自己催眠によって、どうやってトリガーとアンカーを埋めていくか。これも写真記憶と同様に変性意識を利用します。特殊音源を聴きながら、心身ともにリラックスした状態を、変性意識の中で作ります。


    オレンジ色のハイライト | 位置: 524
    もう少し具体的に言うと、夜寝るときに、明日の朝は気持ちよく目覚めるとイメージする。それも細かくイメージすることが大切で、例えば「起きたばかりだとまだ眠いけど、毎朝飲む水のそのコップを見たとき(=トリガー)に気分がすっきりしてくる。そして、すっきりした気分で水を飲み干し、洗面所にいって顔を洗うと、さらにすっきりする」というふうに過去の同様の体験のときの感覚を思い出しながら具体的にイメージしていくの


    オレンジ色のハイライト | 位置: 538
    できれば、今夜から、「明日の朝はすっきりした頭で目覚める自分」を具体的にイメージしてみて


    黄色のハイライト | 位置: 748
    つまり、私たちが話したり書いたりしている言葉はかなりの部分を象形化することが可能です。そして、象形化すると、驚くほど短縮できてしまうのです。


    黄色のハイライト | 位置: 749
    そしてここが重要なのですが、 短縮してしまえば、それがそのまま話のポイントになる ということです。  よって、サイマル法を身につけてしまうと、他人の話の要点が驚くほど簡潔に把握できてしまいます。


    黄色のハイライト | 位置: 778
    さてここで、子供の頃に自転車の練習をしていたときのことを思い出してください。「危ない! そっちに行っちゃダメ」と言われると、ますますそっちに行ってしまって、障害物にぶつかってしまった経験を多くの人が持っていると思います。なぜこんな現象が起きるのかというと、人は見ている方向に向かって進む性質があるからです。その性質は物理空間だけでなく、情報空間でも起こります。


    黄色のハイライト | 位置: 788
    情報を乗せるのであれば、自分を否定せず、「あ、間違えた。 よし、これで俺は仕事を1つ覚えた」というやり方をしなければいけません。  


    黄色のハイライト | 位置: 804
    リアリティは過去の記憶によって作ることができますので、 失敗して落ち込んだ記憶と、なにかがうまくいったり、誉められたりした記憶を合成すればいいのです。 やり方はまず、過去の記憶の中から「楽しい、嬉しい、気持ちいい、誇らしい」といった幸せを感じた経験を思い出します。そのときの状況、言われた言葉、自分の気持ちを掘り起こして、その感覚を記憶します。続いてその感覚を十分に高めた状態で、失敗の記憶を思い出すのです。


    黄色のハイライト | 位置: 813
    基本は「失敗した」ではなく「いい経験をした」です。


    黄色のハイライト | 位置: 826
    自分の目指すものがあるからこそ、人が嫌がることもするのです。人が嫌がることであっても自分には楽しいこと。なぜなら、自分のゴールを達成するには必要だからです。ゴールさえ決まれば、仕事の仕方、進め方、すべてが自然に決まってきます。  逆に言えば、自分の失敗を気に病んだり、部下の失敗にいらだったりするのはゴールがないからとも言えるのです。


    黄色のハイライト | 位置: 937
    よく体の疲れは移動距離に正比例するといいますが、実は情報の更新が頻繁になるために脳が疲れていることもあるのです。


    黄色のハイライト | 位置: 999
    新しい刺激に気付くには、過去の記憶に逃げ込むのをやめること、というのはわかりました。つまり、いわれのない不安に駆られないようにすればいいのです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,012
    つまり、新しい認識とは逆説的ですが、関係性を変えてとらえることができるということです。これをものすごく簡単に言ってしまうと、相手の立場になって考えられるということです。  


    黄色のハイライト | 位置: 1,015
    相手の立場という新しい認識に立てば、関係性は自ずと変わります。関係性が変われば、重要度も変わります。重要度が変われば、見える世界は当然変わるわけです。  これが目の前の現実を過去の記憶を使って見ないということです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,017
    過去の記憶を使わないで見る現実は新しい刺激にみちあふれています。その刺激があなたの未来を作っていく原動力となるのです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,027
    つまり、本来、 過去の記憶とは、目の前の現実を補うために使うのではなく、「新しい認識を作るための リアリティを補うため に使う」というのが、正しい使い方だったのです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,040
    過去の記憶は「新しい認識」を作るための材料、リアリティを作るために使うべきなのです。 そのためにこそ、私たちは過去の出来事をデータとして記憶するのです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,048
    そして、「記憶とは未来を作るために使うべきもの」ということなのです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,051
    そもそもゴールとはどうやって作るのかズバリ言えば、 過去のコンフォートゾーンから飛び出して、さらに居心地の良いコンフォートゾーンを作ることなのです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,154
    つまり、 煩悩とは目標設定をするときに使うものなのです。 目標設定のときには理性を使おうとしてはいけません。理性を使おうと思ったその瞬間とは、実は不安が頭をよぎったときなのです。そうすると、人間は目標を下方修正してしまうのです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,167
    人はこれぐらいすぐに設定目標を忘れてしまいます。しかし、上向きの煩悩を維持していれば、設定目標をそう簡単には見失いません。 なぜなら煩悩は強い情動だからです。そこにきちんと目標を埋め込んでおけば、自分の成すべきことを簡単に忘れたり、諦めたりはしないのです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,176
    例えば、朝のワイドショーで毎回流している占いコーナー。あれは明らかに放送倫理違反です。日本民間放送連盟、いわゆる民放連が定めた放送倫理の第8章「表現上の配慮」の中に「占い、運勢判断およびこれに類するものは、断定したり、無理に信じさせたりするような取り扱いはしない」と明記されているからです。しかし、朝の占いは「今日の運勢は○○です」とハッキリ断言しています。あれを毎朝放送するのは占いだけでなくオカルト、ひいてはカルト宗教を助長する可能性が高いと私は思っています。


    黄色のハイライト | 位置: 1,185
    ここ数年で急激に増えているのです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,189
    広告の倫理違反はテレビ局の経営が傾きだした頃から、多くなり始めたような印象を受けます。つまり、金のためです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,241
    煩悩を消し、未来を見つめ、そして改めて煩悩を使いこなして、実際に歩きだす。  私がこの本で書いてきたのはこういうことです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,248
    そして人工知能の世界で記憶はとても興味深い認識がされています。  それはこういうものです。 「記憶が大量に集合し、ある 識閾 を越えた瞬間、意識が生じる」  この意味を簡単に説明すると、「情報を大量に集積し続けていれば、ある瞬間に突然、人工知能も意識を持てるのではないか」ということです。

    人工知能についてはこの著者の意見には賛成できないが、聖書の記述を考えれば、人工知能に意識を持たせたい存在がつまりサタンが、情報の蓄積体に意識を持たせる瞬間があると考えられる。

  •  記憶するための理論は納得できて参考になるが、それを実践できるかは別問題だと思わされる内容だった。

  • 記憶は情熱と好き嫌いといったメンタルの影響を多分に
    受ける。
    高いモチベーションを持っている人は適切な人生目標が
    出来ている。

  • 『脳を鍛える「超」記憶法』のタイトルだけ変えたもの。

  • よかった。夢がある

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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