素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー [DVD]

監督 : ジェイク・シュライアー 
出演 : フランク・ランジェラ  スーザン・サランドン  ジェームズ・マースデン  リブ・タイラー  ピーター・サースガード 
  • KADOKAWA / 角川書店
3.48
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111245564

感想・レビュー・書評

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  • \*\父親と息子(&ロボット)の「絆」にほろり…/*/





     個人的なことで恐縮ですが、フランク・ランジェラ氏は1977年の「ドラキュラ」で魅かれた俳優さん。
     あの大きな黒目が左右に小刻みに震える瞳に魅了されてしまい。大柄で押し出しのきく容姿はまさしく品格あるドラキュラでした。   

     「運命のボタン」では、ボックスを提供しに訪れる謎の紳士:アーリントン・スチュワード役を演じられていましたね。(「運命…」ではお顔にポッカリと穴が開いていて。あの特撮は驚きでした。)


     本作では、同氏のその特異な素敵な眼差しが、痴呆になった老人の哀感と精神の彷徨を漂わせており好演であったと思います。  

     日本に於いてもアニマルロボットがお年寄りのメンタルに好成果を出している現状などを鑑みると、ロボットの進歩と共に同機が担える部分は今後かなり拡大していく予感もしています。  


     でも、何と言っても大切なのは心と肌のぬくもり・ふれあい。家族さえも認識出来ない状態に陥った時、健常の時には思っていた「尊厳死」すら選択できなくなっている自分が居るだろうと・・・  

     
     本作は様々な意味で感慨に耽りました。  
    「息子はオヤジを超えた」そうフランクさんが呟いたシーン、キーポイントである気がしています。 
    一流大学出の息子が贈ったロボット。息子はこのロボットに粋な計らい(ピッキングのプログラミング??を設定)を施したのでは?と。。。    


    // 痴呆になることは老いで生ずる痛みと恐怖からの解放と言われたりもしますが。 
    出来ることならば一日でも長く、認知症になることなく、家族との対話・外出を共に出来る自分でありたいと願ってやみません。//


     良い意味で機械が人間を超え代行してくれることが望ましいことは確かにありますが…。

    《人生の最期は、
    「アナログの温もり」「アナログであるべき愛情」に看取られて逝きたい…》 


    ==それを痛感させられた、なかなかの異色作であった気がします。==

  •  元泥棒で最近物忘れが激しくなってきたフランク。ある日フランクの息子がフランクのために介護ロボットを買ってくる。始めこそロボットを毛嫌いしていたフランクだが、ロボットが意外に器用なことを知りある計画を立てる。

     ロボットの動作が意外と可愛らしい(笑)。フランクと顔を向き合わせるシーンや、別のロボットと会話しろと無茶振りされて困ったように首をめぐらすシーンなんかは、ロボットに感情を感じてしまいます。

     そうしたフランクとロボットのやりとりでのドラマが話の中心を占めます。どちらかというと淡々とした雰囲気の作品です。

     おお、と思ったのは終盤で明らかになるある真実。虚を突かれるとともに、胸を突かれ非常に切なくなりました。

     フランクの最後の決断に至った理由が今一つ見えなかったのが少し心残りでした。

  • ほのぼのとした話なのかな~と思っていたけど、結構シリアス。
    泥棒として計画を練っていると生き生きしてくる主人公、健康的になるならとサポートしちゃうロボット。
    結構ハラハラしました。

  • タイトルから痛快なバディものかと思ってたらそうでもなかった。もっと大きな事件を起こして欲しいし、ロボットも特に愛嬌や生真面目故のユニークさがあるというわけでもない。話もやや暗いし。

  • あっ、人が入ってる!!!
    痛快系のほのぼのストーリーなのかなと思わせておいて、なんとも哀愁が漂う話だった。

  • こんなロボット居てくれたら、老後一人でも寂しくないかも。

    “舞台は近い将来。元宝石泥棒のフランクは最近物忘れがひどく、子供たちのハンターとマディソンは、父の世話に手を焼きながらも心配していた。ある日、フランクの元へやってきたのは、健康を改善するためにプログラムされた歩いて話せる超高性能ロボット。この新しいヘルパー(ロボット)をお気に召さないフランクだったが、ロボットのおかげでフランクの体調は日々改善し、ちょっとした野心が芽生えてくる。そして、日々の生活に活力を見出すための自分の趣味にロボットも巻き込むことに・・・。”

  • えっとー…え、悪いやつじゃん…

    という気持ちしか湧かなかった。。。
    人生に輝きを取り戻すのもいいけど、でも悪いじゃん。て。

    司書さんに本を探すより君の電話番号の方が知りたい、みたいな事を言っていたけど
    見終わった後、あれは司書さんどんな気持ちで聞いてたのかと思うとほんとつらい。

  • 制作年:2012年
    監 督:ジェイク・シュライアー
    主 演:フランク・ランジェラ、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン、リブ・タイラー
    時 間:89分
    音 声:英:ドルビーデジタル5.1ch、英:ドルビーデジタルステレオ


    フランク・ウェルドは70歳を迎えて、物忘れがひどくなるなど年齢による変化が見られるようになっており、旧友のジェニファーは寂しく思っていた。
    フランクの息子ハンターと娘マディソンは、一人暮らしをするフランクのことが気がかりだった。
    ある日、ハンターがフランクの手助けになるよう、歩いて話せる介護用の超高性能ロボットを連れてくる。
    このロボットは健康を改善するためにプログラムされており、合理的でありながら思いやりを見せてくれる。
    当初毛嫌いしていたフランクも、このロボットを単なる機械や道具以上の存在に思えるようになってきて、ロボットのおかげでみるみると体調が良くなってくる。
    健康改善だけでなく、趣味や生きがいを見つけ気力に満ちるようプログラムされているロボットのおかげで、すっかり前向きになるフランク。
    人生が一番輝いていたのは宝石泥棒をしていた頃だと思い至ったフランクは、日々の暮らしに張り合いを持たせるために、ロボットを相棒に盗みをはたらくことにする…。

  • うむ。思ったより面白かったぞ。
    割と物静かで眠くなりそうな感じの雰囲気もいい。
    フランス映画とかかと思ったらアメリカ映画なのが驚きです。
    フランクじいさんとロボット君の友情。
    でもたぶんこれはフランクじいさんが認知症だからこそのものだったのではないだろうか。
    そんな気がして切ない。
    でも温かい。
    字幕しかなかったのが残念である。
    やっぱ吹き替えで見たいわ。
    映画は。

    • 小枝さん
      このような作品もたまには良いなって、感じました。
      心がほっこり、そしてちょっぴり寂しさも…

      機械とは思えないアンドロイドの開発がめざ...
      このような作品もたまには良いなって、感じました。
      心がほっこり、そしてちょっぴり寂しさも…

      機械とは思えないアンドロイドの開発がめざましい昨今。
      ともすれば人間が喪失していく大切なもの。それをアンドロイドにプログラミングして いく時代がくるかもしれない。

      ・・なんて、いろいろなことを考えさせられた素敵な作品でした。
      2015/10/08
  • ロボットが可愛くなってくる

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