日本の歴史をよみなおす(全) (ちくま学芸文庫) [Kindle]

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  • 百姓とは、様々な仕事をする人たちのことであり、農民のことだけではなかった。
    過去の戸籍で百姓となっていることを農民としたことで、日本は農民社会だったという誤った理解が生まれた。商業もとってもさかんだった。

  • 漠然と義務教育レベルでの日本史の感覚のままであったので
    歴史学の狭間で埋もれていた事象と、考証の陥穽もあり染み付いた固定観念的な日本人像について
    「捉え直す」「考え直す」というダイナミズムに触れられる。

著者プロフィール

1928年、山梨県生まれ。1950年、東京大学文学部史学科卒業。日本常民文化研究所研究員、東京都立北園高校教諭、名古屋大学助教授、神奈川大学短期大学部教授を経て、神奈川大学経済学部特任教授。専攻、日本中世史、日本海民史。2004年、死去。主な著書:『中世荘園の様相』(塙書房、1966)、『蒙古襲来』(小学館、1974)、『無縁・公界・楽』(平凡社、1978)、『中世東寺と東寺領荘園』(東京大学出版会、1978)、『日本中世の民衆像』(岩波新書、1980)、『東と西の語る日本の歴史』(そしえて、1982)、『日本中世の非農業民と天皇』(岩波書店、1984)、『中世再考』(日本エディタースクール出版部、1986)、『異形の王権』(平凡社、1986)、『日本論の視座』(小学館、1990)、『日本中世土地制度史の研究』(塙書房、1991)、『日本社会再考』(小学館、1994)、『中世の非人と遊女』(明石書店、1994)。

「2013年 『悪党と海賊 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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