1巻に比べれば話は進んだけれど、盛り上がりを感じず。15人ものサーヴァントがいて、一人一人が稀代の英雄なのに、筆者のやりたい通り物語が進んでいるというか、文章で読者を魅せてくれない。やりたいこと、好きなことをやっているのだろうが、自己満足で作った同人誌を見せられている気分だ。
2巻の楽しみはカルナさん。そのカルナさんも本書だけでは興味が湧かない。本家きのこさんのExtraと造形は同じなのに、単に強く清廉な槍遣いとなっている。アキレウスとケイローンの対決も見せ方によれば盛り上がっただろうに、遠くから薄い膜を隔てて見ているようだ。
シロウの正体についてはネットでネタバレを見ていたので驚かなかった。言峰シロウとか紛らわしいんだよ！そして前回の聖杯戦争の生き残りサーヴァントというのは本家ステイナイトのオマージュ？全般的に褒めところが見つけにくい。イラストは非常に良いのですが。Fateじゃなければ切るんだけどなぁ。あと2巻付き合うかなぁ。
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