魔女と呼ばれた少女 [DVD]

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監督 : キム・グエン 
出演 : ラシェル・ムワンザ  セルジュ・カニンダ  アラン・バスティアン  ラルフ・プロスペール 
  • アミューズソフトエンタテインメント (2013年10月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427656369

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魔女と呼ばれた少女 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 紛争が続くアフリカコンゴ民主共和国。
    平穏に暮らしていた少女コモナの村も反政府軍の襲撃
    を受けてしまう。
    さらにコモナは兵士として拉致されその際自らの手で
    両親を銃殺することを強要される。
    てやがて兵士となった彼女は戦闘中に亡霊たちに導か
    れ窮地を脱する。
    亡霊が見えたことでボスからも「魔女」と崇められる
    ようになったコモナだった。
    反政府軍によって無理やり兵士にされた12歳の少女が
    辿る壮絶な運命を少年兵問題を背景に取り上げた異色
    の戦争ドラマです。
    切なくて色々考えさせられたカナダの監督キム・グエ
    ンの映画です。

  • ☆8

    2014.12 鑑賞

  • 日本が島国で本当に良かったと思っている。変に土地が広ければ同一民族の内紛などがあれば、陸続きであれば他国とのいさかいが絶えない。僕でも知っているコンゴの内紛も大統領でさえも護衛兵に殺される有様でしたからね。その結果醜い争いの報いが神から与えられたエボラだっんだと思います。

    そのコンゴの紛争の中での少年少女の兵士問題を描いた作品です。

    「魔女と呼ばれた少女」
    https://www.youtube.com/watch?v=9owT_vR_UmQ

    これでいいの?って感じで同じ少年兵の問題を掲げた作品であれば「イノセント・ボイス」の方が数段上のような気がする。あの作品では心ふるえたものが同じ主題であっても何も感じることはなかった。なぜ広大な土地にいながら逃げることなく身内をと寄るのだろうか?そこが子供だから仕方がないのかもしれないが、反乱軍であっても、それが無理やり拉致され兵士になったとしても目の前で起こる惨劇を見ていれば学習できそうな気もする。

    カナダ映画としては秀作のような気がするが、やはり前出の作品の方がインパクトを感じたせいで物足りなさを感じた。

  • 少年兵問題にスポットをあてた話。呪術を信じていることを非科学的だと端的に言うのは簡単だけど、僕らが文明だと思っているものも、世界が閉じているからそう思えるだけで、もっとマクロな視点で見ればたぶん非科学的で、たぶんこの世界も閉じていない。それと同じように僕らが無関心でフィクションと感じてしまうこの作品と、それに類する何処かで起きている似たような状況も、実際は僕らが生きる文明社会と確実につながっていて地続きなのだと。

    遠いのは距離なのではなく、距離が生み出す関心の薄さと、心の遠さだなあ。

  • REBELLE
    2012年 カナダ
    監督:キム・グエン
    出演:ラシェル・ムワンザ/セルジュ・カニンダ
    http://majo.ayapro.ne.jp/

    舞台になっているのはアフリカのコンゴ民主共和国。普通に平和に暮らしている集落の人々を、突然「反政府軍」が襲い、大人たちを殺し、子供たちは強制的に兵士にするために連れていかれる。12歳の少女コモナは、銃を持たされて両親を殺すことを強要され、兵士たちに残忍に殺されるくらいなら娘に銃であっさり殺されたほうがマシという両親の気持ちを汲んで、自ら両親を撃ち殺します。政治的状況をよく知らないので「反政府軍」が何をしたいのか理解に苦しむのだけれど(反政府を掲げながら無辜の国民を虐殺するのは正義なのか?)、これが今現実に起こっていることなのだから恐ろしい。

    以来コモナは反政府軍の兵士として無理やり働かされますが、両親や死んだ兵士たちの亡霊を見るようになり、そのことで危険を回避できることから「魔女」として大切にされるうになります。この「亡霊」が、全身白塗りの前衛舞踏団みたいで見た目すごいシュール(笑)。内戦による殺人の残酷な現実が描かれているのに、この亡霊のおかげで妙に幻想的な印象の映画になっちゃってるという。なんていうか、いっそマジックリアリズム。

    やがてコモナは少年兵マジシャンと一緒に軍を逃げ出して結婚。このくだりは唯一ほのぼのというか、とても可愛らしいラブストーリーで癒されました。それだけにマジシャンが殺されたときは本当に悲しくて涙目…。軍に連れ戻されたコモナは、卑劣な隊長の子供を妊娠、隊長を殺して逃亡してマジシャンと暮らした村に舞い戻るも錯乱、マジシャンが生きている頃は見なかった両親の亡霊に苦しめれるようになり、両親を埋葬するために生まれた村へ大きなお腹を抱えて戻ります。白塗りの両親の亡霊が現れて去ってゆくラストシーンはとても幻想的で美しく、かつこの国の悲惨な現実をも表現していて秀逸でした。生まれた子供にマジシャンの名前を付けるくだりでまた涙目。反戦と幻想とラブストーリーと、全部が渾然一体となって胸に迫る、良い映画だったと思います。
    (2013.07.19)

  • はじめからおわりまで痛々しい。こんな駄作が銀熊賞を獲るなんて偽善だと思った。差別であるとさえ思った。

  • 幸せなシーンが、素朴で暖かく心に残る映画でした。

    世界では様々な境遇のもとに生きている人が沢山いて、いたたまれない気持ちにもなる。

    狂った世界は、どうやったら変えられるんだろうか。

  • 「銃を両親だと思って大事に扱え」
    →銃を使って両親を殺させた後の、反政府軍のセリフ。矛盾に満ちてる感すごい。
    両親を自分の手で殺させておいて、銃を両親だと思って扱えとは……。

    「銃は私のこどもなのよ。お父さんでも、お母さんでもあるのよ。」
    →夫を殺され、孕まされたあと肉屋のおじさんの家に逃げてきたコモナの台詞。
    調教されてる感すごい。もはや銃が心の拠り所になってるというべきか。

    コモナの見る死者が石像みたいでちょっと気持ち悪い。死者っていうと透けてるイメージだから、初めて出て来たときは、石像が動いてる!って思ったほど。
    呪術のある国だから、呪いも、死者も受け入れられてる、不思議な感じ。

  • 「魔女」といっても、魔術的なものが日常生活の中でまだ色濃く生きている場所なので、主人公の少女は何も特別な存在ではない。
    ごく普通のちょっと感覚の鋭い少女。

    村を襲撃されて拉致された被害者なのに、自分の手で両親を殺させられ、銃で他人を殺すように教育させられ加害者となってゆく。
    そして、コルタンの採集。

    不勉強で良く知らなかったのだけど、観終わってからググってみたらびっくり。
    スマホやパソコンの基盤などに使われている鉱物で、武装勢力の資金源であり、紛争を長期化させている原因とまで言われているらしい…。

    うーむ、魔術だとか白い鶏とかアルビノの集落とか、なんとなく遠い国の気分で見ていたのだけど、一気に身近にひきよせられました。

  • 強制的に反政府軍の兵士として生きることになった一人の少女。両親、愛する人を殺され、それでも強く生きていかなければならない...。母になり、更に強く生きていく少女の姿が力強い。

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