白鳥異伝[下] (徳間文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 良かった。良かったんだけれど、読んでいてずっと苦しかった気がする。
    強く想い続けることは身を削ることでもある。不確かなものを追い続けて、乗り越え続けて。小倶那も遠子も強いけれど、痛々しくもあった。菅流の存在に救われたな。

  • 遠子は嬰・生・暗・顕の勾玉を探しに日本国中を周る。しかしどこもその行き先に日嗣の皇子である小倶那が現れその地を破壊していく。嬰の勾玉の持ち主である菅流に助けられながら玉の御統(みすまる)となるべく四つの勾玉を集めた。そして小倶那の剣の力を封じ込めれために小倶那のいる所に向かう。はたして剣の力を封じ込められるのか。遠子と小倶那はどうなるのか。古事記、日本書紀に題材を取った壮大なファンタジー。

  • 岩姫の誕生から。小碓を追って伊津母へ戻り、そこから遠子と菅流の二人旅となってまほろばを目指す。七掬との再会。蛇神が守る暗:くろの勾玉と加解姫。大王が持つ明姫の勾玉。七掬の故郷である日高見(東北地方)における蛇の剣との最後の戦い。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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