きみに読む物語 スペシャル・プライス [DVD]

監督 : ニック・カサヴェテス 
出演 : ライアン・ゴズリング  レイチェル・マクアダムス  ジーナ・ローランズ  サム・シェパード 
  • Happinet(SB)(D)
3.95
  • (51)
  • (50)
  • (36)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 422
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953051904

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  ある施設で痴呆症を患った初老の女性は、初老の男性が読む物語を定期的に聞いていた。

     アメリカ南部のアリーとノアの恋物語。
    遊園地でノアの一目惚れから始まった2人の関係は、情熱的な愛に溢れていたが、両者の家庭の経済力の差とアリーが進学のため引っ越すことで、2人は離れ離れになった。

     その後も、ノアはアリーのために思ってずっと待っていた。
    やがて奇跡が…

     今まで観たラブロマンスの映画の中で、この『きみが読む物語』は大変気に入りました。
    素晴らしいストーリーです。

  • 傑作映画で陳列されていたのもあり、レンタルして観た。
    思っていたより良い映画で、号泣してしまった。

    始まりから馴れ初めまでの間は、この時代の車や街並み、服装が好きでそんな所ばかりを楽しんでた。

    恋仲となり燃え上がる中、父親に「会ってみたいから連れて来なさい」と一言。
    見た目から絵に描いたよえな富豪のお父様は、さぞお怒りか…と思いきや、意外と懐が広い。逆にお母様の方が辛辣だった。
    家柄や彼女の将来からすれ違い、お母さんも娘を思う余り乱暴に二人を引き裂こうとする。

    彼は離れた後に1年間毎日手紙を書き続け、しかしとうとう返事は来ない…。
    彼女も彼の親友に言われた「これ以上傷付けないでくれ」「話したければ手紙を書く」と言われた言葉を胸に、手紙を待ち続けたが、手紙を受け取る事はなかった。

    彼は手紙を書く事を辞めて、兵隊として戦争に向かい友を失くす。
    無事戦争から戻ると、父の計らいで夢だった農園を買い、彼女を思って改装する。
    その間、彼女は両親も認める男性とお付き合いをしており…。
    このすれ違いがまた、よくある男女の物語として有りがちではあるが、切ない。
    彼女は彼女で、彼を忘れて幸せになるしかなかったんだよ。
    彼とは喧嘩別れをしたまま音沙汰もないし、もう自分の事も忘れられていると思っただろうし、前を向くしかないもの。消して尻軽ではない、と私は思う。

    結婚式を控え、新聞で彼を見て失神した彼女は想いを捨て切れずに彼へと会いに行き、思いの丈をぶつけ合う。
    母の想いもようやく聞く事が出来き、悩み悩んで、一度は彼を振り切りホテルへと戻る。
    素直に婚約者へ話す彼女も、彼女の気持ちを大事にする婚約者も素敵だ…。
    婚約者と結婚するのもとても幸せな事だろうに…
    だけど彼女は、ぶつかり合い喧嘩ばっかりでも、努力し続けたい、と言った彼を選ぶ。

    …この物語を、「物語」として老婆へと読み聞かせる。
    最初の段階でもしかして?とは思ったし、女性の方は雰囲気が似ているけど男性は大分役者がイメージと違うようで…名言されるまで疑心暗鬼に観る事に。

    ただ男女のラブストーリーであれば、いい話だね〜で終わりそうだが、その大恋愛の末結ばれた愛しい彼女が認知症になり、自分も病を患い、自分の事を忘れられながらも尚、記憶が戻るよう読み聞かせ続ける…。
    もう、悲しくて切なくて、大号泣した…。
    ようやく自分の事を思い出してくれても、その時間は僅かで、記憶を失くすと暴れてしまう…辛過ぎる…。
    ラストは綺麗に物語のように終えたが、愛し続ける様が美しくも切なすぎて、それどころじゃなかった…。


    良い映画ではあるが、ラブストーリー自体はベタなせいか、ドンピシャにはハマらず。

  • 私の理想を具現化した愛。涙無しには鑑賞出来ない名作。

  • 海外の映画はあまり見たことがなく、ネットで公開されていた、この作品を取り敢えず観てみたらとても感動し、また海外の作品を観てみたいと思うことができた。
    認知症で夫が誰なのかも分からない状況の中でもなお、妻を思い続け 愛し続ける夫の愛の深さを感じることができた。二人はお互い愛し合っていたのだと、涙が出た。

  • 忘れること、忘れられること。
    忘れることは、忘れてる事実に気付かないから、客観的に見て辛いと感じるけど、
    忘れられることは相手から自分の存在が消え去ることだから、自分の悲しみが余計に増してしまう。

    ただのラブストーリーではなく、そういう意義も
    見えた映画でした。

  • あらすじ読んだ段階で、ラストまで予測ついちゃったし、特に意外性もなかった。
    ヒロインが尻軽に見えて仕方ない。
    パリッとした陸軍士官で大富豪って、あからさまに噛ませ犬だし。
    『めぞん一刻』の響子さんも、一歩間違えたら、こういう風に見えるんだなって思った。
    それから『最高の離婚』の「男って不思議だよ。なんで昔付き合ってた女が
    今でも自分の事好きだと思い込んでんのかな」も思い出した。

  • All need is love :-)

  • 純愛
    若い二人の美しい濡れ場
    切ないラスト

  • 展開が読めちゃうベタなラブストーリーだけど、それでも泣けちゃう。
    最後はちょっとびっくりで、そう来るかぁ、という感じ。
    上流階級のクラシカルな感じのファッションも見てて楽しい。

  • 二人の老人のやり取りですぐに
    この二人の関係が分かってしまいちょっと残念
    気がつかない方がかえって楽しめたと思う

全37件中 11 - 20件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×