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感想・レビュー・書評
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シャングリ・ラが好きだったので、同じ作者のシャングリ・ラより前の作品はどんな感じの作品なのだろうと思い読んでみた。
色々と設定がぶっ飛んでいるというかなんというか…
まず、なんにせよ他人の物を盗むという行為に対して意識と覚悟が足りない。その点が感情移入しづらい点の1つだった。子供のためなら自己犠牲も厭わないという考えも理解できない。ましてやそれを美談(感動話)にしようという考えも理解できない。自分が子を持てば理解することができるようになるのだろうか?
内容はというと、
とある島の産婆が亡くなった。その産婆は島のほとんどの子ら(人々ら)の出産に立ち会っていて、生まれてきた子達に様々なおまじないをかけていった。
おまじないの効果は100%で、例えばこの子は将来泥棒になるというまじないにかけられると、将来必ず泥棒になってしまう。
主人公の津奈美は、自分の子供に他人に姿を見えなくさせられるおまじないをかけられる。そのおまじないを解くためには他人から7つの願いを奪わないといけない。というお話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
乳児を放置し過ぎでは?
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あらすじ(背表紙より)
産婆のオバァのまじないによって姿を見えなくされてしまった愛する息子。末婚の母、津奈美は命をかけて井戸に飛び込み、“陰”の世界へと向かう。他の人間にかけられた「七つの願い」を奪うことで、息子の姿を取り戻すのだ…。美しい島の自然を背景に、若き母親の一途で壮絶な愛を描いた、ファンタジーの傑作。