珍夜特急6―南欧・西欧― [Kindle]

  • クロサワ レタリング
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感想・レビュー・書評

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  • 1年に及ぶバイク旅の最終話。
    旅自体にマンネリ化の傾向はあるものの、読者としてはここまで来たら最終話まで読まねば、という気持ちで読了。
    これまでの旅で出会った友人たちと次々と再会を果たし、旅のフィナーレに向けて着々と歩を進めていく。

    シリーズ全巻を読み終えてみて、旅そのものの苦労や楽しさについても多少は記載されているが、それ以上に旅の最中に出会った人々との交流に重きをおいて表現されていると感じた。
    確かに旅の思い出というのは、どんな絶景や美味しい食事よりも旅先での出会いの方が記憶に残りやすいし、それによって旅の楽しさが大きく左右されるものだと改めて感じた。

    ちなみにこの第6話のあとがきでようやく本家「深夜特急」との関係についてふれられている。

  • スペイン、アンドラ、モナコ、イタリア、バチカン、ドイツ、オランダ、ハンガリー編
    いよいよ最終章。
    読みだしたらとまらない面白さ。
    バイク好き、旅好きにおすすめ。

  • 沢木耕太郎と間違えて読んだけど、面白かった!
    懐かしい古き良き旅を一緒に体験した気持ち。
    だんだんと文体が変わってくのもおもしろい。単に執筆期間が長くなって、てことだと思うけど、旅を通して主人公が成長していくような感じがする。
    成長というか、何者かになるわけじゃないんだけどね。
    旅ってそんなに人を変えるわけじゃない、何かを見つけるわけじゃない。だけどなにか経験や思い出や失敗が積み上がってく、それをリアルに思い出した。

  • 名著「深夜特急」の冷やかしで読んだが、6巻一気読み!!

    深夜特急は旅中の出来事をあえて部分的にしか描かないことで文学的価値が高まってるが、こちらは臆面もなく全てを書いている印象。そこが逆に良い

    このスタイルの違いにより題名と裏腹にパクリ感は皆無だ

  • 感度!

  • 追体験型エッセイ。新型コロナウィルスで海外に行けない今、読んでみるのも面白い。

  • 著者は、日本人でもヨーロッパ人でも、これだけ仲間と言える関係性が多くあったり、コミュニティにスッと入れるのが凄いと思う。壁を作らない、郷に入れば郷に従う柔軟性というか。そして自虐的でありのままのちょっとかっこ悪い自分を受け入れる正直さとかが、読んでて凄く心地よく楽しく一緒に旅をしてる気分になって読み進めた。読み終わって淋しくなったからすぐ2nd season読み始めた。

  • 愛機パリダカとのヨーロッパの旅も最終章。
    現地でのトラブルへの対応が、若いのに(若いから?)凄い。こんな旅がまた出来るようになるのはいつになるのだろうか。

  • GWで一気に読破。

    外に出れない今だからこそ、この本で旅の疑似体験ができて良かった。

    家にいながらも、とても楽しい時間を過ごすことができた。


    あー旅行したい(笑)

  • 読了。シリーズ最終巻。旅の目的であるロカ岬に立ったその後、アフリカに渡り再度スペインに戻ってから日本に戻るまでの行程。次の最大の目的はバイクを日本に送る港を探すことであるが、最終巻は今まで旅の中で出会った人に再び会うというところが今までの巻と違い、旅の良さも感じられた。
    全巻通してクロサワ氏は自分の直感を重視して旅をしており全てとは言わないまでも、それが旅を面白く楽しくしている。失敗を学び、人との交流を大切にする。
    沢木耕太郎氏の「深夜特急」にも勝るとも劣らない旅行記だった。あとがきにも書いてあるようにクロサワ氏は沢木耕太郎氏の深夜特急は帰国してから読んだらしい。てっきり深夜特急に触発されての旅行かと思っていた。
    おそらくこの珍夜特急も、深夜特急同様に読者に影響を与え旅をするキッカケになるような本になるかもしれない。

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