夏を殺す少女 (創元推理文庫) [Kindle]

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制作 : 酒寄 進一 
  • 東京創元社 (2013年2月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (460ページ)

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夏を殺す少女 (創元推理文庫)の感想・レビュー・書評

  • とにかく面白い。中央線で読んでいたら乗り越してしまった。
    ふたつの何の変哲もない現場写真。両方の写真に写る青いワンピースの美少女。オカルト的な導入部だが、ドイツ、オーストリアを舞台に話は論理的、かつスリリングに展開する。
    暴行された過去を持つ美貌の弁護士、男やもめで喘息持ちの中年の刑事というコンビはいい意味でベタ。ベタさ加減が、ラストに生きている。また、翻訳がうまい。直訳するとネタバレになってしまう原題を少し変え「夏を殺す少女」というタイトルをつけたのはセンスが良いと思った。
    読んでいない人は幸せ。

  • ドイツ・オーストリアのミステリ。筆者はオーストリア人らしいんだけどオーストリアってドイツ語圏なのね知らなかった。男性刑事と女性弁護士の2人の視点が入れ替わりながら事件が進んでいく形式、事件の背景は幼児性愛とか虐待からのよくある多重人格コンボで重いっちゃ重いが、小説とはしてはサクサクとテンポよく進むので洋物にしては読みやすかった。筆者はもともと色んなジャンルの短編の名手らしく、なるほど短編が得意な感じで要所要所展開が転び、飽きずに最後まで読めた。

  • オーストリアで起きた死亡事故とドイツで起きた少女の不審死。弁護士エヴェリーンと刑事ヴァルターは、それぞれの事件を追ううちに遭遇し、事件の真相が姿を現す。
    児童虐待や児童ポルノ、小児性愛、PTSDといった話題を扱った話。

    これといったトリックがあるわけでもなく、どんでん返しなどもないのだけれど、いいところで場面が変わり先が気になる。

    オーストリアの話とドイツの話が交互に語られ、登場人物が多く、地名や施設名がやたら出てくる。パトリックにホロベック、プランゲ、プロコヴィチ、ゾマー、ゾーニャ、ゼンメルシュレーガーにヴィンターエッガー。ブレーマーハーフェン病院にゲッティンゲンのヘルバーハウゼン精神病院、マルククレーベル・メンタルクリニック、しばらくは誰がどこの誰やら混乱した。

  • ウィーンの弁護士エヴェリーンは,自分が関わった事故から,少女による連続殺人事件を発見する。一方でライプツィヒの刑事ヴァルターは,精神病院にいる,過去に小児性愛の被害者だった少年少女が次々に殺されていることを知る。

    kindleで,セールで399円で買った本。結果的にはじゅうぶん楽しめてよかったが,紙の本なら文庫のくせに1,000円以上するらしい。そうなるとちょっと買えないな。

  • オーストリア人作家のミステリーは初めてかも。『ミレニアム』を思い起こさせる内容、作風。
    面白かったけど、ラスト近づいてからのテンポの悪さが残念。

  • いろんな要素が次々に繋がって、殺人事件が起きながらも愛の描写を欠かさない。
    グロテスクな内容も多かったけれど、ドイツの地名も知っているところが多く、個性的なキャラクターと一緒に楽しむことができました。

  • キンドルストアでセールだったので買った。
    事件自体は凄惨を極めるものだけど、ストーリーの運びは軽快で読後感がとっても良くて、作者の別の本も読もうと思った。

  •  弁護士と刑事、交互に語り手が変わりますが、どちらも好人物で感情移入できます。展開が早くドキドキ感も満載。読む手が止まらない感じでした。
     弁護士さんの過去からしてしょうがないとは思ったけど、自分の中でも止める止めないで葛藤がありました。読後はすっきりです。

  • これは、面白かった!!
    ドイツ、オーストリアのミステリーなんて初めてだったよ。海外ミステリーはアメリカやイギリスだけじゃないのね。

    それにしても、なんておぞましい事件だった。
    子供をレイプして虐待監禁して捨てる。そして一人の子供は死亡。
    読んでて悲しく憤りを覚えた。
    エヴェリーンじゃなくても、私だったらグレータを殺したいと思ったに違いない。

    こうやって、子供をレイプ虐待する大人が増えてるのは、小説の中だけでなく、現実にも怒ってることで、ほんと世の中どうなっちゃったんだろうと切実に思う。

    しかし、ヴァルターは破天荒な刑事だねぇ。
    もちろん、この事件を解決するのは素晴らしいことだけど、自分の娘も心配してあげようよ。って思ってしまったのは私だけかな。

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