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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (311ページ)
感想・レビュー・書評
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中へ続く。赤紙をもらう立場と渡す立場。
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東京外語卒で翻訳者の片岡。タクシー運転手で輜重兵の富永。岩手医専卒で東京帝大医学部に在学していた菊池医師。ひょんなことからこの三人に赤紙が来て、召集されることになった。それぞれ特業種をもった三人。大本営の参謀はあることを考えていたが、それは三人には知らないことだ。三人は北海道に渡り、そこから船である島に向かう。そこは日本最北端の最前線だ。
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物語の導入部として登場人物達の背景が帝国滅亡に向かう戦争末期を舞台に丁寧に紹介される。
もはや何の意義も無くなった戦争に次々と兵隊に取られていく、また死神のように見られながら同郷の者に赤紙を手配する役人の苦悶。
つらく重たい話だが、共有すべき物語だと思う
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