アレクサンドリア [Blu-ray]

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監督 : アレハンドロ・アメナーバル 
出演 : レイチェル・ワイズ  マックス・ミンゲラ  オスカー・アイザック  マイケル・ロンズデール  ルパート・エヴァンス 
  • 松竹 (2013年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105102286

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アレクサンドリア [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

  • 古代に栄えたエジプトのアレクサンドリアで活躍した哲学者であり数学者であり天文学者であった女性ヒュパティアの周りを舞台としつつ、キリスト教徒がだんだん勢力を増していく過程が描かれていた。平和な学術都市がキリスト教徒との戦いによって破壊され、アレクサンドリアの進んだ哲学が見向きもされなくなり、キリスト教の“奇跡”という非現実的なものが当たり前のように信じられていく過程を見るのが辛かった。その混乱の世を、それでも自分の信念を曲げずに哲学を信じ続けたヒュパティアの情熱と、美しい故郷をキリスト教徒に奪われた屈辱がひしひしと伝わってきた。さらに、彼女が本当に優秀な哲学者であったからこそ、世紀の大発見をしたあとで彼女の人々を愛する思いがキリスト教徒に全く理解されずに魔女呼ばわりされて無念の死を遂げるラストシーンは涙無しには見られなかった。また、彼女を裏切りキリスト教に転向した奴隷ダオスの心の揺れ動きにもすごく感情移入してしまった。かつてヒュパティアの弟子だった他の登場人物の気持ちにも感情移入してしまい、最後のバットエンドをかなり引きずってしまった。本当に悲しい物語だと思った。これを見る限りでは、高度な学問で栄えたアレクサンドリアが野蛮で無知なキリスト教徒にことごとく破壊され、失われていったことが悔しくてならないと思った。

  • キリスト自身は高潔であったはずだが、その教えはいつも正しく伝わるわけではない。
    信じること、信仰がテーマの映画。
    ヒュパティアの信仰は、劇中の台詞「私は哲学を信じる」との言葉通り、数学・幾何学・天文学だった。
    勢力間の摩擦をすぐ暴力と殺戮で発散する・狂信的な男たちと対照的に、一貫して暴力と対立を否定するヒュパティアのどちらがより正しく信仰者かと問えば、ヒュパティアの最期の姿から明らかだろう。
    現代的なコンテクストから少し穿って読み解けば、科学信仰に邁進することの狂信性への問題提起とも受け取れる。

  • ローマ帝国末期の異様な熱気、狂気を感じる。それぞれの信ずる所に長短がある。また人間が科学を容易く放棄し、宗教とくに一神教がいかに求心性を持つかと同時に、民主主義の決定的欠陥である数の理論の脆さを非常に良く表している。とは言っても、科学を擁するローマ帝国は奴隷制の上に成り立ち、ローマ市民にのみ参政権を与えていた訳で、これもやはり負の面がある。集団意思決定方法は、ハサミや傘のように、紀元前の頃まででその進化を止めたのかといつも思うが、なんとなくそれを想起する映画だった。

  • 主演女優が美しい。
    私のキリスト教以外の知識が乏しかったので、すこし呑み込めないところもあってもったいなかったなあ。

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