もっと! Vol.4 2013年11月号 (増刊Eleganceイブ)
- 秋田書店 (2013年9月17日発売)
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感想・レビュー・書評
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『ジブリ』『狂気』という言葉の並びで迷わず手に取った。同人誌/商業誌という垣根を超えて、非常に楽しめた一冊。小玉ユキさんの「二郎・本庄」イラストなど、漫画家さんたちが、自分なりのジブリ愛を恥ずかしい思い出も込みでストレートに表現していて、共感度めっちゃ高かった。巻頭特集の砂田監督へのインタビューもよかった。
ジブリはまさに『夢と狂気の王国』。『夢』の部分にスポットが当たる事が多く、普段は気づかないけれど、その『狂気』に無意識ながら惹かれていた人も多いはず。
お菓子研究家・福田里香氏による評論「ジブリフード文法」では、誰といつどんな風に何を食べるかによってジブリ作品を読み解く。この中で『風立ちぬ』の食べない文法が明らかにされ、二郎がこれまでの主役と一線を画している理由(主人公としての共感のされなさ)が、よりはっきりとわかった。その他、漫画家さんによるジブリレビューと落書き大会というゆるいものから、宮崎・高畑の関係論といった硬派なものまで、どれも読み応えがあった。
こういう本が書店で手に入るなんてすばらしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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