フライト [DVD]

監督 : ロバート・ゼメキス 
出演 : デンゼル・ワシントン  ケリー・ライリー  ブルース・グリーンウッド  ドン・チードル  ジョン・グッドマン  メリッサ・レオ 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
3.11
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本棚登録 : 319
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113765619

感想・レビュー・書評

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  • その場限りの勇気

    ↓ネタバレ含む

    的確な指示と勇敢な決断で奇跡の着陸をやってのけた男が、シーンを追うごとにただのアル中になっていく展開。

    後はどこで神様なり真実なりと邂逅して酒をやめるのかと思ったら、単純にクスリやってなくて本調子じゃなかっただけとは予想の斜め上。あの、それまでの展開がクライマックス前に相殺されたんですけど。

    そこまでに色々とあった気分の落ち込みを、アルコールと葉っぱで吹き飛ばし、颯爽と公聴会に向かう主人公。清々しい、そしてクズい。新感覚。



    クズいのは置いといて、大事なのは公聴会の時の主人公が、それまでの展開をぶったぎって真っ新な状態だということ、そして奇跡の着陸をやってのけた時と同じコンディションだということだ。

    最後の質問の時、彼は飛行機が落ちかけた時と同じ状態だった。
    だからあの答えは、奇跡を起こしたことと全く同質なもの、純粋に勇気から出た産物だったという事になる。

    それが好きでな。

  • デンゼル・ワシントンの堕ちた英雄役っていうのが何とも乙だ。超人ぶりが目立つヒーローとは正反対の汚れ役も確りこなすところ、益々好きになった。飛行機事故の話は題材にしているが、アルコール依存症・薬物依存症の恐ろしさをじっくりと描いた良作。悪魔に魂を売る前に改心し、刑務所で自由になったの独白は心に沁みる。ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」やレッチリの「アンダー・ザ・ブリッジ」が使われているのも象徴的。ドン・チードルやジョン・グッドマンの配役は効果的。

  • 前に川に着陸した飛行機の事件を思い出す。英雄扱いされる
    パイロットが飲酒運転?アル中?

    アル中は病気とされているのはわかるけど。こんなパイロットの飛行機なんて乗りたくない。はじめから嫌悪感が続くので苦痛。

    それでいていい話にしようとしてる。なんかずるい。

  • アルコール依存症の人をアルコールが置いてあるホテルの部屋に残すかな、普通。
    最後に元カノをかばうなどいいシーンはあるものの、基本的にはずっと人間の弱さを見せつけられ、好きになれない映画だ。
    それにしても、飛行機事故の原因は、アルコールのせいではないのに過失致死罪になるのだろうか?

  • 予備知識がそんなに無かったので
    意外な展開でした。
    主人公の人生再考の話なんですね。

    にしてはデンゼルワシントンちゃんとしてるし
    ちゃんとしてるならもっと地位を上げるとか
    あるいはもっとプライド高い男に描くとか
    その方がよりドラマチックになったんじゃないかな?

    ま~悪くはないけど。

  • WOWWOWにて鑑賞。

    アル中の怖さがじわじわくる。
    が、エンディングの「まとまりました」感にガッカリ。
    たぶん救いを見せたかったんだろうが、あれだけのアル中ならば、落ちるところまで落ちたデンゼル・ワシントンを見せても良かった気がする。

  • 飛行機事故のパニック映画かと思いきや、そうではなく、どーしようもないアル中ヤク中おじさんの再生物語。

    序盤。葉っぱキメッキメでコックピットに乗り込むパイロットの主人公。手にはウォッカ。
    明日飛行機乗る方は観ないでくださいとしかいいようがないホラー映画ぶりです。

    そんな彼ですが、飛行機の墜落を天才的な判断で回避し一躍ヒーローとなります。
    そう。彼はダメ人間ですが腕は良いのです。
    しかし、当日飲んだくれていたことが発覚。事故の検証には嘘に嘘の上塗りを重ね、なんとか責任を回避しようとします。

    終盤。葉っぱキメッキメで公聴会に乗り込むパイロットの主人公。
    この演出が序盤とかぶっているのがなんとも秀逸です。
    主人公が笑えるぐらいのクズでもうなんともいえないコメディにすら見えてきます。
    それが最後のクライマックスで彼は再生への道を歩み始めます。

    ネタバレになってしまいますが、終盤、彼に告白のきっかけを与えた「彼女」は同僚として、職業人として立派な死を遂げた人でした。そんな彼女に汚名を着せることなど彼にはできなかった。つまり、彼を救ったのは彼の職業人意識であり、人間はどんなに落ちこぼれても、仕事で得るプライドに支えられるということを終盤は示唆していたのではないかと思います。現に、彼は飛行機の墜落を回避した凄腕のパイロット、職業人でした。名操縦を見せたコクピットに乗り込む演出と、勇気ある告白をした公聴会へと乗り込む演出が全く同じなのは、やはり彼が(どんなにクズでも)精神は誇り高いパイロットだったからなのだと思います。

  • パニック映画かと思ってたら、違った。デンゼルが演ってなかったら、ただのどうしようもないクズを描いた映画なんだけど。彼が演じてると、なんとか救ってあげたい気持ちになって、最後までハラハラした。
    でも彼を救うには、この方法しかなかったんだな。
    デンゼルの演技、凄いと思う。

    冒頭、BGMでAint No Sunshineがかかってドキッとした。いい曲だなー。マイケルのカバーしか聴いたことなかったけど、こっちもいいな。

  • 「私はアルコール依存症です」

  • 「ハドソン川の奇跡」の別バージョンかと思ったら、違った。

  • ヒーロー物かと思いきや、アル中ドラッグのお話しで、嫌いじゃない。

  • TVにて
    アルコール依存症の嫌なところをデンセルワシントンが本当にリアルに演じている.

  • まぁ、映画としては色々な点で凡作ですが、良い所もあります。
    デンゼル・ワシントンとは見えなくなる時があるほど、主人公が面倒くさくてクズです。もう公聴会までの行動がすべてクズです。そこが良い。
    パニック物ヒーロー談から一転、アルコール依存症と人間の弱さが真のテーマである物語です。そこが良い。

    そんな主人公が自身の責任を回避できるところまで準備できていた公聴会で、自らの過ちを認め、告白します。
    最後の最後、良心があり、真人間に戻れたという解釈もあるのでしょうが、本質はクズの状態でこそ正常でいられるという依存症の怖さでしょう。つまり、ヒーローだった時と同じクズな状態だったからこそ、彼は最後に正常に行動できたのです。

  • 前知識なく見れた作品。パニック映画か? ハイジャックか? そうじゃなかった。どう展開していくのか、全然わからないので楽しめた。
    しかし、エリートもアル中になると怖い。ヒーローが犯罪者と見なされてしまう。
    最後に息子の歩み寄りを見て救われた。

  • 実際に見終えてから思い返すと、「Flight」という原題に含蓄があって面白いのに気づく。本作はいわゆるスカイ・パニック映画ではない。航空事故の描写は最初の30分ほどで終わる。デンゼル・ワシントンの演じる主人公は、薬物中毒者という設定であり、これは薬物中毒との向き合い方を考えさせられる映画だった。ラストは綺麗にまとめすぎな気もするが、アカデミー賞にノミネートされたのもよくわかる台本だったと思う。

  • 比べちゃダメなんだけど、ハドソン川 よりも好きだなぁ。
    フィクションだからこそ出来るものなのかもだけど。

  • 娯楽作品じゃないし、つまらない映画。もう一度見ようとは思わない。きれいごとで終わってるし。

  • 2019/01/14 アマゾンプライム
    ●評価高かったから見たのに,単なるアル中の話,,,

  • 飛行機事故のシーンの臨場感がズコイ。ドラマと分かっていても緊張する。うまい演出だ。航空機ものなのかと思うと、後半はアル中ものになっていく。ラストは完全にアル中の話。自己責任にアル中がからんでいき、鬱陶しいだけの展開。これだけひどいアル中状態でパイロットはできないのではないか、昔の話でノーチェックだったのだろうか、ヒーローになっている主人公を表に出した記者会見はなぜ開かれないのか、マスコミから逃げ回っていてもセスナがあるような大きなところがなぜ勘付かれないのか、ちょっと違和感の展開だ。善人なのか悪人なのかもはっきりしないままどうオチをつけるのかと思ったら、もう一つの嘘もつけないということから自白することで、刑務所に入れられても自由になれたというものだった。それまでは拒否されていた子どもからも英雄として認められるラストだが、ちょっとキレイごとすぎる気がする。

  • オーランド発アトランタ行きの旅客機が、嵐に巻き込まれる。
    それをぬけたと思ったら、突然の急降下。
    油圧計の故障と思ったら違う。尾翼に問題があると判断した
    ウイトカー/デンゼルワシントン機長は 背面飛行で水平を保ち
    ガソリンを捨て、着陸寸前で 戻して 草原地帯に 無事着陸する。
    102人のうち 乗務員2名、乗客4名が死んでしまった。
    それでも、96人の命を すくったのだから 英雄とされた。
    急降下の原因は、機体の不整備にあった。
    しかし、機長は コカイン常習者、そしてアルコール依存症だった。
    その事実を 隠そうとするのだが。嘘を 嘘として 続けるうちに
    本当であることを思ってしまう。
    確かに、英雄的であるが 機長の状況は許せない。
    いつ 嘘ではなく 本当を言えるのか?
    公聴会の前に、ホテルに連れて行ってとめるが
    そのとなりの部屋には アルコールがあった。
    意思が実に弱い。機長として、命を守ると言う精神がないのだね。
    経営者は 会社の損失しか計算しない。
    有能な弁護士は うまくある事実を隠してしまうが、
    機長は 公聴会で。
    ふーむ。アルコールチェックなんて簡単な操作でできるので
    乗務員は 飛行前に チェックすればいいことではないか。
    管理システムの 欠如。
    それにしても、背面飛行と言う操縦法はすごいな。

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