- Amazon.co.jp ・電子書籍 (467ページ)
感想・レビュー・書評
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3.3
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密室で殺された画家と、体の一部を切り取られて惨殺された6人の娘たち。一体誰が?どうやって??
事件から40年以上経過して明らかになった新事実から、真相が明らかに・・・
同じ御手洗さんシリーズの「異邦の騎士」では、初っ端からつかみがあり、読み手を引き付けるようなストーリーが展開されますが、本作では、読者を突き放すような手記(登場人物・カタカナ・記号がいっぱい)で始まり、最後まで「誰が、どうやって?」の謎解きがメインの作品となっています。
巷の評判が高いので謎解きが好きな人はすごく好きなのかもしれません。が、そうでない人にはあまり向かないかも。私は冒頭の手記で匙を投げそうになりました・・・。
「絶対犯人を当ててやる!」、「トリックを見破るのは得意!」という、腕に覚えのある方は是非挑戦してみて下さい。 -
読み応えがあった
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犯人の目星はほぼついたのですが、トリックが分からなかったので、最後「なるほどー」と感心しました。
ミステリーとしては読み応えがあって面白かったです。
ただ、説明やら会話やら、その他無駄な文章が多く、兎に角諄くてまどろっこしい・・・
特に石岡が京都から名古屋を巡る当たり。
御手洗に対する彼の対抗意識みたいのを描こうとしたのかもしれないですが、正直必要ないんじゃないかと思いました。
あと、御手洗の変人ぶりにあまり魅力を感じ無かったのですが、長く続くシリーズだし、人気もあるようだし、追々変わってくるのかな?
機会があれば、他の作品も読んでみたいです。