刑事のまなざし (講談社文庫) [Kindle]

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著者 : 薬丸岳
  • 講談社 (2012年6月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (219ページ)

刑事のまなざし (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 短編集だが全部で1つのストーリーになっている。重大犯罪を犯したが大人になり反省し更生しようとする加害元少年、月日がたっても傷が癒えない被害遺族。罪は許されるのか、罪を償うとは何か、復讐は許されないが自分が遺族になったら本当にそう言えるのか‥難しい、

  • 著者の作品のなかで最も完成度が高いのではないかと感じた。プロットには矛盾がなく、かつ深みがある。表層的な流れや単純などんでん返しにとどまっていないところが素晴らしいと感じた。続編も是非読んでみたいと思った。

  • 10年前に娘が襲われた事件をきっかけに刑事になった夏目を主人公とした連作短編集。犯罪に対して犯罪者とその家族、そして被害者とその家族がどう向き合うか、という重いテーマが一貫しているため、短編なんだけれど、1話1話が骨太。そして、最終話の「刑事のまなざし」で、主人公夏目の娘の事件の謎が明かされるので、長編を読んだかの印象。
    TVドラマ(椎名桔平主演)から入ったけど、原作も読んで良かった。

  • 桔平ちゃんの人情話。
    と思っていたら、結構暗い事件が多くて読むのがちょっと辛い。
    ビデオはとってあります。

  • 2013年10月期ミステリーシアター(月曜後8時)の同名ドラマの原作。

    幼い娘が連続通り魔事件に巻き込まれ、植物状態となったことをきっかけに、少年鑑別所の法務技官から刑事に転職した夏目信人を主人公にした7篇の短篇集。

    法務技官は、いわば人間を信じる仕事、刑事は人を疑うのが仕事。夏目は刑事らしくない「まなざし」を向け、真相に迫っていく。

    夏目が主人公ではあるが、毎回の話を進めていくのは事件の当事者で、ミステリーというよりは、人間ドラマの趣だ。毎話、心の奥底に秘めた人間の深い業が浮かび上がってくる。

    縦軸は、娘の事件の通り魔事件の真相。最終章で明らかになるが、綺麗に収まっている反面、ちょっとやりすぎという気も。

    しかし、最大のミステリーは、娘を植物状態にされた夏目が何を思い、どんな風に生きてきたか、ということだろう。寛容さを持つ一方、激しい怒りを秘めているのは分かるが、どこか図りきれない。はっきり言うと、もったいぶっていて、食い足りない。

    ドラマ版はこの夏目という人物をどう肉付けしていくのか楽しみでもある。

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