COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 11月号 [雑誌]

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感想・レビュー・書評

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  • カーツワイルのシンギュラリティ論。人間と機械は常に連結されていく。体内化には時間はかかるだろうが、そう遠くない。機械によって脳が退化していくのではなく、思考を停止する怠慢によってそれは引き起こるのだと思う。人間が機械になるわけではない。人間と機械がハイブリッドになり、思考のプロセスの大部分がクラウド化される。面白い。

  • 2013.12.01 借りる

  • 世界はかなり予測不能なもの。
    必要とされるのは領域を超えた知識。
    成功するには1つの分野、専門領域には収まらない幅広い知識、スキルを身に着けること。
    まずは統計を学ぶことから始める。

  • 身びいきはあるが今号はとても良い。0か1でしか考えられない文系主導が日本衰退の大きな要因であることは間違いない。

  • ホリエモンの話が面白かった。

  • p37
    その意味で、科学の基本である数学は、二千数百年前から、指導者層を含む自由人が、必ず修めねばならない学問だったのです。ゆとり教育はこれまでさんざん批判されていますが、あの試みによって日本の理系教育が壊滅的なまでに弱体化してしまったことは、やはり100年に悔いを残す痛恨事でした。
    p57
    彼は決済に関するシステムすべてを組みなおそうとしています。そういった全体のデザインが出来ることではじめて価値が生まれるわけです。
    p58
    2045年、すべての病は治療可能になり、他人の脳と連結できるようになる。
    p69
    「敵の敵は味方」理論でアメリカはいつも失敗してきた。
    p105
    不思議とそれぞれの国の訛りで話しているほうが、その人の味が出るというか、話に説得力がありました。訛りがあるとネイティブからバカにされるだろうと思うかもしれません。でも、実際はまったく違いました。
    p105
    米国流の笑いは「上から目線」というか、頭のキレを見せて笑わせるものが多く、ボケるという感覚はありません。だからこそ、自分を落として共感と笑いを誘くスタイルを、海外の人は新鮮に感じてくれるのです。

  • 特集は読むと脳が限界くるので全てかっ飛ばしました。
    理系は本当に苦手です。
    算数、理科、数学、化学、科学は学生時代の恐怖でした。

    それ以外で興味深かったのは、MOTHER HOUSEの社長山口氏の記事です。
    いつか少数民族 チャクマ族の女性達が縫った刺繍がMOTHER HOUSEの商品になる日が楽しみです。

    WNHでの北米 中南米ではColombiaの人達が自分達が栽培したcoffeeが国産消費が当たり前になる日常が訪れる様にと願ってやみません。
    その後に読んだコカ栽培に変わる代替品に思わず目が丸くなりました。一度目で余りに驚いたので2回読みました。

    Koreaでは韓国企業が開城で設けている事は、とても異議のある事だと考えます。
    そしていつの日かはここ開城だけでなくいくつかの都市にも企業進出して言葉は通じるのですからお互いに理解し易い筈です。
    そして再びの半島の再統一が私の心からの願いです。

    Franceでの両親が子供を学校に通わせず、自分達で教える教育方針に興味を持ちました。

    2020年の五輪開催が東京にどうにも理解が出来ません。
    だから、世界が見たNIPPON#2の記事は興味を持って読みました。
    高円宮家当主が居なければ東京開催は無かったでしょう。
    SpainとTurkeyは本当に残念でした。次の開催に向けてどちらかが是非実現させて欲しいものです。

  • 大上段に構えた見出しから期待した程の面白さはなかったかな、と。

    内容としてはコンピュータサイエンス、金融工学、統計学あたりの前線を紹介しながら、いわゆる「理系」によってもたらされる新しい価値をなめるようなもの。これまでの日本社会では「文系」が優遇されていたことに触れながら、今後はそれではダメなのだ、理系知識も身につけるべきだと諭す。

    ここまで「面白い」情報系の技術を晒しておきながら、結局は「文系バカにならないようにしよう」というメッセージに落ち着いてしまうのではあまりに矮小。そうではなく、「面白い」理系の世界に行くにはどうしたらいいのかとか、技術の先端で世界を回す仕事に就くことを目指すべきではないのかとか、そういう結論に持って行ってほしいところなのだが。

    今の世界では本当に面白いことが起きていて、この本では若干それを他人事のように書いているけれど、案外すぐ隣で「面白いこと」は発生しつつあるんだよ、とか思っている。

  • ちょっと時間がかかりましたが読了。
    「数学」という学問に対する大きな誤解がある現代日本ではあるが、今後一層必要となる「数学に対する素養」について、良く分かりました。
    米国では「理系の人・文系の人」に近い使い方をする言葉は、「数学を学んだ人・数学を学んでない人」と表現するようです。線引きがはっきりしているところが、米国流な気がします。日本流の分類は、線引きがあいまいな表現ですね。
    さまざまなところ(特にITで実現・支援されているところは全て)で使用されている数学的素養。
    数学は全てのサイエンスの根底にある言語だし、それを使えることは大きなメリットを生むけれど、中学・高校の教師が上手に教えられないから大きな誤解を産んでいる気がする。
    予測関連(天気情報や、経済動向、重体他)は、統計や微分・積分の応用だし、ITのアルゴリズム高速化は、代数や統計の応用だし。。。
    まあ、数学が「体系化」と「モデル化」を学ぶ学問だと教えてくれる数学教師はまずいないから、数学面で残念な人が多数生みだされ続けるんだろうなあ。
    これから就職に強い学部は「数学科・応用数学科」になりそうだ。

  • ネイト・シルバー
    "部屋の中のゾウ"
    "データと予測にはそれらを生み出す人間と同程度の精度しか期待できない"

    しんぎゅらりてぃ
    オーパワー
    デグリー・コンパス

    "人文系で学ぶ内容でも、ライティングや思考のスキルには、一定の需要がある"wsj

    ジェームズ・シモンズ メダリオン

    クォンタムブラック
    ニック・ミーニー
    ナラティブサイエンス

    "ある程度に統計リテラシーを持たなければ、極端な話、大半の社会人は何もできないのではないでしょうか"

    "難しい決断を下すとき、スプレッドシートを作る。行は選択し、列は様々な要素(数値、割合)。"

    費用:IT業界のロビー活動 130億ドル うちGoogle23億>>防衛

    レイ・カーツワイル
    "2045年に他人の脳と連結"
    否定→文脈

    これからの時代に必要な能力:分析的視点(ビッグデータ)、生情報への勇気(二次情報流通増加)、全体構成力(apple)

    起業家が最初の事業で成功する確率 15%
    最初の事業で成功した起業家が再び成功する確率 29%
    最初の事業に失敗した起業家が次に成功する確率 16%

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著者プロフィール

監修・執筆 深田晶恵
個人のお金の相談を受けるファイナンシャルプランナー。(株)生活設計塾クルー取締役。
金融商品や保険商品の販売をせずに、中立的な立場で退職後の生活設計などの相談を受けている。高齢の夫の両親と同居の経験もあり、高齢者へのアドバイスに定評がある。著書は『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など多数。

巻頭料理特集 『かんたん! おいしい! 手間いらず 冷凍うどんのすすめ』(上田淳子)
兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究所職員を経て、渡欧。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。作りやすい家庭料理レシピが好評。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(以上、講談社)など著書多数。

週末コラム 『健康になる食生活』東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 濱裕宣・赤石定典
健康と栄養のバランスを大事に、日常生活の中で活かせる食事のノウハウの普及を目指している。栄養のプロの知識と科学に基づいたわかりやすい解説に定評がある。

「2022年 『かんたん年金家計ノート 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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