マリアビートル (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • いままで読んだミステリーで出てくる悪役の中で、ぶっちぎりNo.1でムカつくいやな奴が出てきます笑
    あまりにいやすぎて途中で挫折しそうになりましたが、それを超える筆力で、最後まで一気に駆け抜けて読みました!

  • グラスホッパーに続いてAudibleで読んだ。過去の蝉などの話題も出てきて、なぜか哀愁を思う。新幹線の中、今回のメインキャラとなる七尾が乗客のスーツケースを持って降りてくる依頼がなかなか達成できず、他の殺し屋などと絡み合いながら死者が増えていく。話の中心人物の少年、中学生なのに精神的に周囲を従わせていく悪の存在、と木村とのやり取りもすごい。最終的には木村の両親が伝説の業者ということで話が七尾含め助かるが、裏で蜂も暗殺を遂げるなど何が何だかハチャメチャ。でも行き着く暇もなく面白かった。

  • 面白かったけど、話がなかなかややこしかった。
    七尾が主人公なのかな?

  • 前半の積み重ねから、中盤以降のドミノ倒しの果ての最後の光景はなかなかですね。さすが。

  • タイトルの妙とか、入り乱れる登場人物の動作から起こる事件に引き込まれました。

  • 三部作のまんなか(最後に読んだけど笑)

    期待を裏切らない!!!もー大ファンですこのシリーズ。
    新幹線の話と知っていたから、新幹線での移動中に読んだ。500ページ以上もあったのにあっという間に読み終えました。うーー、最高。

    王子くんが完成してて怖い。言ってることは理にかなってることが結構あって、どきっとした。大事な局面で自由に選択していいと言われても他者に流されるとか、正しいと信じさせる側にまわれば強いとか、たしかにそうだなとメタ視点をもたらしてくれた。

    名高い数々の物騒なお仕事の人たちが手玉に取られていくのが不思議で痛快。全員の目線で描かれるから、あの時のこれがここでいきて…と軽快につながっていくのがとにかく気持ちよかった。映画で見たい


  • 読み終えて得るモノは特になくても、エンタメ特化型の誰もが楽しめる傑作である事は確かだった。
    分厚いページ数を気にさせない展開が生むワクワクのドライブ感。伊坂幸太郎は日本文学界のマイケルベイだと思う。勿論良い意味で!

    あとハリウッドが実写化に踏み込んだ気持ちは解らんでもない。(ブレットトレイン最高!)



  • 殺し屋シリーズの第二作目。
    グラスホッパーから続けて読んだおかげか、一作目からの登場人物が今回出てきてもスッとわかって楽しめた。
    それぞれの思惑から依頼が混ざり、同じ東北新幹線内で殺し屋のグループがニアミスしたり、駆け引きする。
    実は777でも新幹線の事件のことが話に出てきていたから、思い出しながら展開を予想もしたけど、そこはそこまで不幸なことにならなくてよかった。
    読む順番は違ったけど、結論から言うと情報が入ってた本作が1番楽しめた。
    ちゃんと罰せられるものは罰せられる、因果応報になっていて安心する。
    殺し屋シリーズだけど、不幸すぎないというか悲惨でないのもいいと思う。

    1冊しか読まないなら「AX」
    シリーズで読むなら、「グラスホッパー、マリアビートル、777」

  • 列車というある意味密室空間で複数の事件が同時並行的かつ互いに絡み合うように発生する。手に汗握るようなスリルと登場人物間で交わされるウイットの効いた会話の対比というか格差がおもしろい。

  • 途中まで読んで断念、、

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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