- Amazon.co.jp ・電子書籍 (539ページ)
感想・レビュー・書評
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新幹線という密室の中で繰り広げられる、殺し屋たちの駆け引き、戦い、洞察、腹の探りあい。傑作サスペンスだと思う。二時間半という時間軸のなかで目まぐるしく事態は変転していく。蜜柑に檸檬、蜂に木村、七尾、真莉亜それぞれの思惑がクロスオーバーし、ある時は手を組み、ある時は戦いと目が離せない高速バトルが続いていく。
個人的にはかつて読んだ「北斗の拳」まではいかずとも「ブラックエンジェルズ」が思い浮かんだ。それぞれのキャラが立っていて特に王子のふてぶてしさ、しぶとさは悪役としてはかなり輝いていた。まさにボスキャラ級の憎たらしさ。
日常を離れてこうしたハラハラドキドキに身をおけるのが本書のよいところ。
途切れることのないスピード感。新幹線という密室の中での闇闘、次々登場する強敵。一大エンタメだと思いました。井坂さんの人間に対する洞察や、古典文学からの引用が臨場感と説得力を与えているところも見逃せない。
「AX」も楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デヴィッド•リーチ監督のブレットトレインを
先日観てきました。
海外から見た日本ってこんな感じなのかな?
お洒落で登場人物がみーんな殺し屋なのに憎めないっ…、いやむしろ愛おしい。
2時間、飽きることなく楽しめました♪
映画を観たらやっぱり原作が気になるっ
伊坂幸太郎さんのマリアビートルは?原作はどんな感じなんだろう?
もう内容は知ってるし楽しめるかなぁと思いながら読み始めました…、
結果、ぜんぜん違った楽しみ方ができたっ!
そう、映画と原作は楽しみ方が違う
そしてキャラやストーリーの違いを見つけるところもおもしろい!
映画はその登場人物の魅力的なキャラクターと息つく間もないド派手なアクションや会話、とにかく映像も会話もキャラも全てきらっきらっしてお洒落で楽しい♪
そして原作はやっぱりストーリーが良いです。
映画よりも殺し屋がたくさん出てきていて
それぞれが、何とも味わい深いキャラクター。
そして物語りの展開のされかた。
読んで良かったぁー‼︎
『映画見たから原作はもう読まなくていっか』って思わなかった、あの時の私、ありがとう。笑-
くまさん、おはようございます(^^)
『必ず家族の話に落ち着く』なるほどぉ!
面白いです!
だから王子が…。うぅぅ、お口チャック!
週末、...くまさん、おはようございます(^^)
『必ず家族の話に落ち着く』なるほどぉ!
面白いです!
だから王子が…。うぅぅ、お口チャック!
週末、映画好きなお友達に会うので教えてあげよー!
興味深い情報、ありがとうございます(^^)2022/09/22 -
松子さん、おはよう。
マリアビートル、東京から仙台に向かう新幹線、ヤバイ登場人物でドキドキでしたね。伊坂ファンの自分としては殺し屋シリーズ...松子さん、おはよう。
マリアビートル、東京から仙台に向かう新幹線、ヤバイ登場人物でドキドキでしたね。伊坂ファンの自分としては殺し屋シリーズはたまりませんね!
次のAXの方が好きでした。
まだ未読なら是非お薦めです!
2022/09/30 -
ポプラ並木さん、こんにちは♪
マリアビートル、面白かったですねぇ!(´∀`)
にわかですが、私も伊坂ファンです(〃ω〃)
AXも面白かった...ポプラ並木さん、こんにちは♪
マリアビートル、面白かったですねぇ!(´∀`)
にわかですが、私も伊坂ファンです(〃ω〃)
AXも面白かったなぁ
家族が大切で殺し屋やめたくて、妻攻略ノート作ってる殺し屋さんですよねっ
あれは、泣けたなぁ(;_;)
ポプラ並木さんの感想見に行ってみよっと♪2022/09/30
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殺し屋シリーズの第二作目。
グラスホッパーから続けて読んだおかげか、一作目からの登場人物が今回出てきてもスッとわかって楽しめた。
それぞれの思惑から依頼が混ざり、同じ東北新幹線内で殺し屋のグループがニアミスしたり、駆け引きする。
実は777でも新幹線の事件のことが話に出てきていたから、思い出しながら展開を予想もしたけど、そこはそこまで不幸なことにならなくてよかった。
読む順番は違ったけど、結論から言うと情報が入ってた本作が1番楽しめた。
ちゃんと罰せられるものは罰せられる、因果応報になっていて安心する。
殺し屋シリーズだけど、不幸すぎないというか悲惨でないのもいいと思う。
1冊しか読まないなら「AX」
シリーズで読むなら、「グラスホッパー、マリアビートル、777」 -
盛岡行きの東北新幹線の中。乗り合わせた裏家業の曲者たち。現実感なくこれらの者たちが次々と殺し殺されていく。
我が子に瀕死の重症を負わせた恨みで王子を狙う元アル中・木村。その木村を罠にはめ逆に精神を支配しようとする幸運続きのサイコパス中学生・王子。人質に捕られた峰岸(悪党の親玉のバカ息子)を救出し身代金入りキャリーバッグとともに盛岡へ移送中の檸檬&蜜柑、そして峰岸の指示でそのキャリーバッグを盗む七尾。この七尾、凄腕ではあるが、王子とは真反対に洒落にならないくらい不運に見舞われ続ける。そして峰岸の息子を殺した謎の殺し屋。
人を恐怖でコントロールし、絶望感を味わわせることに快感を覚える王子が物語を主導し、かき回し、混乱を深めていく。
錯綜した物語がテンポよく進むのだが、王子の存在が不気味すぎて、読み進めるのが不快だった。「みんなを絶望的な気持ちにさせたいんだ」「泣くのを我慢する小学生さながらに、痛みを堪えている顔が、可笑しくて堪らなかった」…。人の死があまりにも軽く扱われていてるのもちょっとなあ。「殺し屋」シリーズだから仕方ないのかな? まあ、一応溜飲の下がるラストではあったが…。 -
伊坂さんの本はどれも面白いですねー。
本作も、スピード感ある展開で、次が気になり一気読みしてしまいました。
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「今から、君を殴りたいのだけれど、いいかな?」
今日の客は騒やかだ。
不運、果物、酒狂、悪童、教師、餓狼、愚息、猛毒…
命を運ぶと書いて、運命。
殺意の鉄塊は乗る者を拒まない。
ただ、降ろすかどうかは別の話。
ー閉まるドアにご注意下さいー