ぼくは麻理のなか : 1 (アクションコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 15
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感想・レビュー・書評

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  • どうやって折り合いをつけたのか、特に母親に対して、そこはとても気になるけれど、この漫画の主人公は「ぼく」だから、最後は本当に麻里を『見守っている』んですね、きっと。それでも、麻里の話も知りたい。

  • 女体化しようが、人格が分裂しようが、自意識からは逃れられない。
    分け入っても分け入っても行きつく先は自分・自分・自分。
    であるからして、自分の分身がする自慰行為を見つめて、手でしてあげるシーンがハイライトだった。
    なぜ麻里が小森を追っかけていたのかは不明だが、普段からカーテン開けてる人だから覗いてるうちに情がわいたのかな。
    依が麻理にそう劣らない美少女なのはご都合主義だけど、漫画のご都合なんてものは読者にとっての好都合だから、それでいいのだ。

  • 引きこもり大学生の男が、軽いストーキングをしていた女子高生麻里の体に入ってしまう。
    本物の麻里と話すため自分に話しかけるも、麻里ではなく不審者扱いされる。
    学校の同級生で麻里に執着してる女にバレる。

  • 全巻読んだ。

    麻理の中にいた小森は、麻理の妄想だった。
    麻理の中の小森は麻理が観察して得た小森の情報で構成された多重人格のひとつだった。
    小森が麻理のことをストーカーしていたのではなく、麻理が小森をストーカーしていたのだった…。
    という構成は面白くて唸った。

    最後がやや小走りになっている感がある。もう少し麻理の精神世界の描写をみたかったと思うのは、読者のわがままだろうか。冗長になってしうかもしれないし難しいところだけど。

  • 押尾修造が特に好きという
    わけではなかったが、
    『おかえりアリス』を読んでから
    妙に他の本も読んでみたくなり
    『惡の華』を手に持ってみた。
    ずっと前第1巻だけは読んでいた。
    でも今回一気に全巻読んでしまった。
    一生忘れないと思う

    その後『血の轍』を読み
    つぎに本書にたどり着いた。
    いつも借りている隣町のゲオになく
    2駅先のツタヤまで行った。
    満を持した感があって嬉しい

    第30話
    「だからうらやましく見えたんだよ
    きっと」
    「何ともつながっていないやつが…」

    こんなに生理描写が生々しい漫画を
    他に知らない

    『悪の華』に並びこれも傑作中の傑作だと思う。
    ジキルとハイド、サイコ、多重人格、
    今は「解離」と言うのかな。
    幼児体験と依さん、小森の話、それと一筋の光が
    描かれていて重厚だ。
    特に麻里と小森とふみこが3人で
    歩き出すシーンは感極まる。
    『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のラストが
    頭に浮かんだ

  •  タダ読み(2巻まで)( ´ ▽ ` )ノ

     引きこもりの陰キャ大学生・小森功がある朝目覚めると、なんと彼がひっそり憧れていたJK吉崎麻理チャンの体の中に心が転生していた(゚д゚)!
    「君の名は。」や「転校生」はじめよくある設定・ストーリーなんだけど(*)(後になるとかなりひねりが加えられていることが分かってくる)、そこはそれ押見修造、ひと味もふた味も類作とは異なっててめっぽう面白い( ´ ▽ ` )ノ
     麻理チャンの見た目や仕草がまた犯罪的にカワイイし( ´ ▽ ` )ノ
     ドキドキハラハラ、ページを繰る手が止まらなくなっちゃった( ´ ▽ ` )ノ
    (*それらより「マルコビッチの穴」に似てるのかな、強いて言えば?)
    (以下続刊)
    2020/11/25
    #1487

  • 人のだらしなさや気持ち悪さ、抱えているコンプレックスのつらさなどがリアルに伝わってくる。

  • Kindle無料版にて。
    前々から非常に気にはなっていた。
    無料なので読んでみる。
    いやあ1巻なのでよくわからんが、一体何が起こったのか?
    入れ替わりじゃないなら一体何なんだ?
    スゲー続きが気になるよー。
    まあしかしアレだな。
    この人の作品はホントなんというか心の奥底のなんというか敏感なところというか剥き出しのところというか、触れられないように大事に守っている部分をそっと触ってくるような、触ってきそうで触ってこないというか、読みながらなんだかビクビクするんだよな。
    なんなんでしょうこれは。

  • 世界の半分を…って後書き、榎本ナリコさんのマンガにもちょっと違うけど同じようなことが書いてあったことがあったなー。どっちも、ものすごくわかる。
    だから相手をもとめるんだ。

  • -

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著者プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を開始し、大好評連載中。

「2011年 『NEMESIS No.5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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