真夏の方程式 DVDスタンダード・エディション

監督 : 西谷弘 
出演 : 福山雅治  吉高由里子  北村一輝  杏 
  • ポニーキャニオン
3.47
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本棚登録 : 1146
感想 : 231
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013526860

感想・レビュー・書評

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  • 実は明日は休み申請をしていて、本日より人知れずゴールデンウィークに突入しております。
    そしてすでにチケットを取っていた朗読劇が、突然中止に。
    ぽっかりと予定が空いた連休初日。
    選んだのは、海がきれいな田舎町を舞台としたこの作品。
    まるで、ちょっとした小旅行に出かけたような気分にさせられる。

    ガリレオシリーズは、原作とドラマシリーズ、容疑者Xの献身を観てきてて、それ以来なのですごーく久しぶりにお会いしました、湯川先生。
    相変わらずクールでかっこよかったです///

    最近「天国と地獄」でクセ強めな刑事役だった北村一輝が、この作品では若くてシュっとしてて物憂げなイケメン刑事だったことにうっすらと感動し、
    吉高由里子は「蛇にピアス」を彷彿とさせるギャルメイクをしてて、彼女はメイクが濃くても薄くてもかわいいし存在感すごいなって思って、
    そして福山雅治は全然変わらないなぁ、と改めて感じさせられました。

    仕事で訪れた田舎町。そこで遭遇したある事件。
    人が、秘密を守る時。
    人が、誰かを守る時。
    そして、それを、守り続けるということ。

    「容疑者Xの献身」と、根底にあるものは似通っている感じがしました。
    東野圭吾作品は、事件がしっかり解決されてそこにはすっきりするんだけど、いつもずっしりと残されるものがあって、今回もまた、登場人物それぞれのこの先を考えると明るい気持ちには到底なれない。

    今回湯川先生と一緒に行動する少年。
    湯川先生は、子どもが嫌いで蕁麻疹が出るはずなのに、今回は蕁麻疹が出ない。
    最後、電車に乗っている少年の表情は、冒頭で電車に乗っていた時の表情とはまるで違っていて、なぜ湯川先生に蕁麻疹が出なかったのか、それを納得させてくれるような表情をしていた。
    少年が、強く生きていくことを祈るばかりです。

  • 美しい海で知られる玻璃ヶ浦は海底資源の開発計画で揺れていた。
    その説明会に招かれた湯川(福山雅治)は、緑岩荘という旅館に泊まる事に。
    宿泊客は経営者の親戚の少年・恭平と湯川ともう1人の3人だけ。
    その翌朝、もう1人の宿泊客だった元刑事・塚原(塩見三省)の変死体が発見される。
    彼は、16年前に起きた殺人事件の犯人で消息を絶った男、仙波(白竜)を探していた。
    福山雅治演じる天才物理学者・湯川学の活躍を描く、東野圭吾原作の人気シリーズの5年ぶりとなる劇場版。
    “手つかずの海"と呼ばれる美しい海・玻璃ヶ浦で起きる連続殺人事件の謎と、旅館で出会った少年との交流が描かれる。
    テレビシリーズに続き、吉高由里子がオリジナルキャラクターの女性刑事に扮し、湯川と共に事件解決に挑む。
    今回は、旅館に泊まっている子どもを湯川先生が、助手に従えて事件を解決するユニークな展開になっている(ガリレオ先生は子どもが嫌い)というストーリーなので、最初は科学に興味ない子どもに実験の手伝いをさせて科学に興味を持たせたり、事件の悲しい真相の影響を子どもに与えないために、「答えが出ないことにこれからもぶつかるだろうが、答えが見つかるまで側にいるよ」と励ましたり、湯川先生の父性的な面がよく描いていて、面白かったことと、事件の真相が17年前の事件に関わる家族が隠し続けてきた秘密と隠し続けてきた家族の強い絆に、「容疑者Xの献身」に続いて、強く心揺さぶられました。
    「すべてを知った上で、進む道を決めるんだ」

  • 真夏の方程式 東野圭吾原作

    ガリレオ 湯川学(福山雅治)が 
    瑠璃ノ浦の 資源開発で、調査を依頼される。

    そこで 激しく 海を守れの派 と 経済的な振興の派に
    別れていた。
    湯川学が 泊まる 民宿には、
    海を守れ 派のリーダー的存在の 杏 がいた。

    すべてを知った上で 進むべき道を選択すべきだ
    と湯川学は言う。

    その民宿で 元刑事が 死んだ。
    その事件は ずいぶん前の 殺人事件と深く結びついていたのだ。

    杏 母親 風吹ジュン そして 父親 前田吟。
    それぞれが 秘密を持っていた。
    しかし,親の愛情は 変わらない。
    親子の 思い違いや誤解を ベースにする話は
    東野圭吾の 得意な手法に違いない。
    例えば 『分身』

    恭平は 理科も勉強も嫌いだが
    湯川学は 子どもアレルギーが発生せず、
    丁寧に 恭平に 科学の面白さを 伝えるのだった。

    問題があれば 答えがある。
    すぐに解けないものもあるが 一人じゃない
    と 恭平に言う。

    ガリレオが 実にいい味を出している。
    物理学者というより 心理学者 と言ったほうが正しいのでは。
    人の心の底に沈んでいるものを 引き出し、
    冷静に はげます。その気遣いが何とも言えないね。
    杏 が きれいと言えないが 表情は豊かですね。
    知らないことのせつなさを 怖さとしてつたえる作品でした。

    美しい海が 物語を ささえていた。
    サカナとサンゴが豊富でした。

  • 真夏の海が舞台のドラマ。僕も劇中のようなウエットスーツを着て素潜りをしてみたい。「ガリレオ」の映画版?科学的思考態度の湯川と激情型刑事のコンビが少年の夏の日々に関わる。

  • 切ない。「容疑者xの献身」のほうが好きだが、独特の面白さがある。

  • 面白いじゃん!
    物理学者なので実験に基づく結果で判断なんだね。
    こんな父をもつ子供は大変だろうね^^;

  • テレビで放映していた『真夏の方程式 /2013』を観ました。

    -----story-------------
    変わり者の天才物理学者「湯川学」が難事件を解決する「東野圭吾」の人気ミステリー・シリーズを「福山雅治」主演でTVドラマ化した「ガリレオ」シリーズの『容疑者Xの献身』に続く劇場版第2弾。
    開発計画に揺れる小さな海辺の町を舞台に、「湯川」が挑む殺人事件に隠された悲しい秘密と切ない人間模様をエモーショナルに綴る。
    共演は「吉高由里子」、「北村一輝」のテレビ版第2シーズンのレギュラー組に加え、「杏」、「山崎光」、「風吹ジュン」、「前田吟」。
    監督は『容疑者Xの献身』 『アンダルシア 女神の報復』の「西谷弘」。

    風光明媚で普段は静かな海辺の町、玻璃ヶ浦。
    しかし今は、海底鉱物資源の開発を巡り、賛成派と反対派が激しい対立を繰り広げていた。
    「湯川」はそんな玻璃ヶ浦で開かれる地元説明会にアドバイザーとして招かれ、「川畑」夫妻とその一人娘「成実」が営む小さな旅館「緑岩荘」に滞在することに。
    彼はそこで、親の都合で夏休みの間だけ親戚の「川畑」家に預けられていた少年「恭平」と出会う。
    子ども嫌いの「湯川」だったが、「恭平」とは不器用ながらも心を通わせていく。
    そんな中、緑岩荘の宿泊客で、16年前にこの町で起きた殺人事件の捜査を担当した元警視庁の刑事「塚原」の変死体が海岸で発見される。
    連絡を受け現地に入った捜査一課の「岸谷美砂」は、運良く居合わせた「湯川」にダメもとで協力を依頼するが…。
    -----------------------

    「東野圭吾」原作の映画化作品は今年の2月に観た『プラチナデータ』以来ですね。

    原作は2年くらい前に読んでいたのですが、細かなところは覚えてなくて、思い出しながら観た感じ、、、

    記憶にある範囲では原作に忠実に映像化されていて愉しめましたね。


    16年前に起きた殺人事件の真相が衝撃的なのですが、、、

    その事件を起因とした玻璃ヶ浦での元刑事殺人事件を含め、家族がお互いを護るために少しずつ嘘をついていることに気付く「湯川」の推理が見事… そして、真相を知った「湯川」の行動が感動的でした。


    「ガリレオ」シリーズは完成度が高いなぁ… と感じました。



    -----staff/cast-------------
    監督:西谷弘
    製作:亀山千広
       畠中達郎
       平尾隆弘
    エグゼクティブプロデューサー:臼井裕詞
    プロデューサー:鈴木吉弘
            稲葉直人
            古郡真也
            大澤恵
    協力プロデューサー:牧野正
    原作:東野圭吾 『真夏の方程式』(文藝春秋刊)
    脚本:福田靖
    撮影:柳島克己
    美術:清水剛
    編集:山本正明
    音響効果:大河原将
    音楽:菅野祐悟
    VFXディレクター:山本雅之
    スクリプター:藤島理恵
    照明:鈴木康介
    整音:瀬川徹夫
    製作担当:千綿英久
    選曲:藤村義孝
    装飾:田口貴久
    録音:藤丸和徳
    助監督:桜井智弘
    監督補:杉山泰一
    出演:
     福山雅治 湯川学
     吉高由里子 岸谷美砂
     北村一輝 草薙俊平
     杏 川畑成実
     山崎光 柄崎恭平
     西田尚美 三宅伸子
     田中哲司 柄崎敬一
     塩見三省 塚原正次
     白竜 仙波英俊
     永島敏行
     風吹ジュン 川畑節子
     前田吟 川畑重治
     青木珠菜
     仁科貴
     河野安郎
     やべけんじ
     青木健
     豊嶋花
     川島潤哉
     本井博之
     田川可奈美
     澁谷麻美
     伊達暁
     佐藤裕
     今里真
     生津徹
     阿部翔平
     光山文章
     松居大悟
     松本じゅん
     根岸季衣
     筒井真理子
     神保悟志
     有福正志
     橘ユキコ
     綾田俊樹
     中野英樹
     関野昌敏
     山崎潤
     滝川恵理
     上村愛香
     阿部桃子
     五頭岳夫
     中川智明
     藤井亜紀
     角田明彦
     春日由実
     斉藤舞子
     谷岡慎一

  • WOWOWで録画して見ました。見るのは二回目。切なくてやりきれない。でも好きな作品です。

  • ガリレオシリーズ。
    海岸線、ダイビング風景、花火、自由研究など、夏の季節感溢れる映像はタイトルに相応しい内容。

    ストーリーは複雑なものの、テンポは良くすすむ。登場人物の過去が一本の線となって、事件が必然的なものとなっていくは見事。東野圭吾原作の映画を何本か観たが、彼の真骨頂なのだろう。

    個人的には、ホステス殺人事件の動機が弱いと感じた。あの状況で、あの犯人が殺害まで決断するほどの激情を抱くのか。そもそも殺人という発想を持つのか。犯行現場に行く途中で冷静さを取り戻さないか。
    また、ホステスの行動も、カネ以外の理由付けが欲しかった。
    以上、色々と書いたが、しかしストーリーの出来はとてもよかった。

    役者では、吉高由里子の演技が気になった。クールな役柄なのにキーキー喋ってて違和感があった。個人的な感想の域かもしれないけど。
    子役は、まあ、仕方ないね。

  • 福山の映画が見たくなって、Amazonプライムで、ガリレオシリーズの
    「真夏の方程式」を見ました。

    なかなか役者として評価されない福山ですが
    ガリレオシリーズの抑えた演技はけっこう好きです。

    東野さん原作なので、ストーリーもしっかりしていて
    ガリレオシリーズはまたぜひドラマ化、映画化してほしい作品です。

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