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- / ISBN・EAN: 4988013526860
感想・レビュー・書評
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実は明日は休み申請をしていて、本日より人知れずゴールデンウィークに突入しております。
そしてすでにチケットを取っていた朗読劇が、突然中止に。
ぽっかりと予定が空いた連休初日。
選んだのは、海がきれいな田舎町を舞台としたこの作品。
まるで、ちょっとした小旅行に出かけたような気分にさせられる。
ガリレオシリーズは、原作とドラマシリーズ、容疑者Xの献身を観てきてて、それ以来なのですごーく久しぶりにお会いしました、湯川先生。
相変わらずクールでかっこよかったです///
最近「天国と地獄」でクセ強めな刑事役だった北村一輝が、この作品では若くてシュっとしてて物憂げなイケメン刑事だったことにうっすらと感動し、
吉高由里子は「蛇にピアス」を彷彿とさせるギャルメイクをしてて、彼女はメイクが濃くても薄くてもかわいいし存在感すごいなって思って、
そして福山雅治は全然変わらないなぁ、と改めて感じさせられました。
仕事で訪れた田舎町。そこで遭遇したある事件。
人が、秘密を守る時。
人が、誰かを守る時。
そして、それを、守り続けるということ。
「容疑者Xの献身」と、根底にあるものは似通っている感じがしました。
東野圭吾作品は、事件がしっかり解決されてそこにはすっきりするんだけど、いつもずっしりと残されるものがあって、今回もまた、登場人物それぞれのこの先を考えると明るい気持ちには到底なれない。
今回湯川先生と一緒に行動する少年。
湯川先生は、子どもが嫌いで蕁麻疹が出るはずなのに、今回は蕁麻疹が出ない。
最後、電車に乗っている少年の表情は、冒頭で電車に乗っていた時の表情とはまるで違っていて、なぜ湯川先生に蕁麻疹が出なかったのか、それを納得させてくれるような表情をしていた。
少年が、強く生きていくことを祈るばかりです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
西伊豆の景色、海がきれい。人は自分の聖域を守るため、なんでもやってしまうことがある。
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原作を読んで、
ストーリーはすっかり頭にはいってるはずなのに、
見終わった後、
またしてもポロポロ涙を流していた。
子を思う親の愛情の深さ…
は、
水晶が煌く青い海の底の様に淀みが無かった。 -
美しい海で知られる玻璃ヶ浦は海底資源の開発計画で揺れていた。
その説明会に招かれた湯川(福山雅治)は、緑岩荘という旅館に泊まる事に。
宿泊客は経営者の親戚の少年・恭平と湯川ともう1人の3人だけ。
その翌朝、もう1人の宿泊客だった元刑事・塚原(塩見三省)の変死体が発見される。
彼は、16年前に起きた殺人事件の犯人で消息を絶った男、仙波(白竜)を探していた。
福山雅治演じる天才物理学者・湯川学の活躍を描く、東野圭吾原作の人気シリーズの5年ぶりとなる劇場版。
“手つかずの海"と呼ばれる美しい海・玻璃ヶ浦で起きる連続殺人事件の謎と、旅館で出会った少年との交流が描かれる。
テレビシリーズに続き、吉高由里子がオリジナルキャラクターの女性刑事に扮し、湯川と共に事件解決に挑む。
今回は、旅館に泊まっている子どもを湯川先生が、助手に従えて事件を解決するユニークな展開になっている(ガリレオ先生は子どもが嫌い)というストーリーなので、最初は科学に興味ない子どもに実験の手伝いをさせて科学に興味を持たせたり、事件の悲しい真相の影響を子どもに与えないために、「答えが出ないことにこれからもぶつかるだろうが、答えが見つかるまで側にいるよ」と励ましたり、湯川先生の父性的な面がよく描いていて、面白かったことと、事件の真相が17年前の事件に関わる家族が隠し続けてきた秘密と隠し続けてきた家族の強い絆に、「容疑者Xの献身」に続いて、強く心揺さぶられました。
「すべてを知った上で、進む道を決めるんだ」 -
★なんだこれ、小学生に十字架背負わせていいのか?!
問題には必ず答えがある・・・
しかし、解いてはいけない?
愛が閉じ込めた謎だから・・・、
ダメよ~、ダメ、ダメ!
罪は罪だ!
湯川がまだ年端もいかない小学生の恭平君にラスト、
一緒に悩もうとか言うがズルく無責任な男だなぁ~と思いました。
大人が寄ってたかって純粋な恭平君を利用したんだ、
どうしてくれる・・・
う~む、ひとりで憤慨してもしょうがないか、
よし!自由研究はペットボトルロケット飛ばしで決まりだね!
研究資料をあたしにもよこせ湯川!
どうも福山雅治が苦手っぽい -
真夏なので…
季節的にはぴったりな映画を撮りためたハードディスクの中からチョイス。
ガリレオシリーズは長編小説が大好きですが、福山雅治演じる湯川先生も実に面白い。
ただ今回の映画は、原作が良かっただけ少し映像にすると残念な部分が…
やっぱり福山湯川は、容疑者xの献身が最高ですね。 -
原作は東野圭吾のガリレオシリーズ長編。
こちらも容疑者X同様に、ほぼ原作通り。
海辺の映像が綺麗でした。
ストーリー的にはありえんお話で(殺人を犯した少女が16年間黙ってられるか、、あ、、、東野さんの作品でそういうの他にもあったか)
なんとなく感情移入できないお話なんですよねぇ
原作を読んだときは特に感じなかったのですが、なぜでしょうか?
端折ってる部分で感情移入できなくなってるのかなぁ?
恭平君が「ぼく、花火やっちゃいけなかったのかなぁ?」って一言だけがよかった。 -
切羽詰まっての殺人じゃなかったのと、安易に少年を利用したことがやっぱり後味悪かった。
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真夏の方程式 東野圭吾原作
ガリレオ 湯川学(福山雅治)が
瑠璃ノ浦の 資源開発で、調査を依頼される。
そこで 激しく 海を守れの派 と 経済的な振興の派に
別れていた。
湯川学が 泊まる 民宿には、
海を守れ 派のリーダー的存在の 杏 がいた。
すべてを知った上で 進むべき道を選択すべきだ
と湯川学は言う。
その民宿で 元刑事が 死んだ。
その事件は ずいぶん前の 殺人事件と深く結びついていたのだ。
杏 母親 風吹ジュン そして 父親 前田吟。
それぞれが 秘密を持っていた。
しかし,親の愛情は 変わらない。
親子の 思い違いや誤解を ベースにする話は
東野圭吾の 得意な手法に違いない。
例えば 『分身』
恭平は 理科も勉強も嫌いだが
湯川学は 子どもアレルギーが発生せず、
丁寧に 恭平に 科学の面白さを 伝えるのだった。
問題があれば 答えがある。
すぐに解けないものもあるが 一人じゃない
と 恭平に言う。
ガリレオが 実にいい味を出している。
物理学者というより 心理学者 と言ったほうが正しいのでは。
人の心の底に沈んでいるものを 引き出し、
冷静に はげます。その気遣いが何とも言えないね。
杏 が きれいと言えないが 表情は豊かですね。
知らないことのせつなさを 怖さとしてつたえる作品でした。
美しい海が 物語を ささえていた。
サカナとサンゴが豊富でした。