仕事休んでうつ地獄に行ってきた [Kindle]

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  • 主婦と生活社
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感想・レビュー・書評

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  • 正直うつを患っている最中の人には勧めないです。
    この方は医師に処方された薬を自分の抵抗感から飲まずにいて、薬を飲みはじめたら劇的に良くなったという流れがあります。
    これは薬を何種類飲んでもどれだけ薬の量を増やしても病態が良くならないという人にとってはつらい描写だと思いました。
    著者の方の体調が良くなったのはとても喜ばしいことですが、共感が欲しくて読み始めた自分にとっては逆に苦痛となってしまいました。
    また、いわゆる”理解のある彼くん”のようなポジションの方も出てくるので、またその類いかという気も少ししました。

    自分は治らないかもしれないと思っている人が読むには突き放された気分になるので勧めないです。
    また、身内や近しい関係性の人が鬱になった事を機に読み始めようとしている人にもあまり勧めないです。「なーんだ、薬を飲んで少し休めば治るんじゃん」という早計な判断をするのは、あなたにとっても発症した方にとっても良い心構えだとは私は思えないからです。

  • 途中まで面白かったけど、

    「うつ=負け犬」というネガティブなイメージを抱いていたのだと思います。

    という一文をみて、ただただ悲しくなった。

    だって不登校やいじめられた子供の心理に興味がある!といって没頭したり、苦しい現場を取材していた人でしょう?

    なのに、どうしてうつ病への理解が無いのか。
    どうしてこのような見解を抱けるのか…。

    同僚の女性たちは生理が止まったり疲弊してるけれど、私は違う。といった類の文章が多かったのは、おそらく彼女たちを【私と違って弱い人たち】と心の中で位置付けていらっしゃったのでしょうね…。

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