終戦のエンペラー [DVD]

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監督 : ピーター・ウェーバー 
出演 : マシュー・フォックス  トミー・リー・ジョーンズ  初音映莉子  西田敏行 
  • 松竹 (2013年12月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105067981

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終戦のエンペラー [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • しっとり静かな映画。
    戦争映画と言うジャンルでは少し異色かもしれない。

    戦争が終わった後のアメリカの気持ち、日本の気持ち。双方それぞれの考え方があって、簡単に歩み寄ることは出来ない。理解し合うことが出来ない。
    そんな場面を観て凄くもどかしかった。
    だからこそ、ラストのマッカーサー元帥と昭和天皇が並んで写真を撮る場面が生きるのだなぁと思った。
    これが真実と言う訳ではないけれど、この映画のような葛藤があったことを知ることが出来て良かった。

  • ここ数年は自分から洋画を選び観に行くことがめっきり減っているが、 めずらしく自分発信で、加えてこちらも、普段はあまり劇場公開に興味を示さないだんなさんが、 めずらしく観に行きたいと相互一致で観ることができた作品。 戦争もので、かつ海外目線で描かれる作品は、 日本人から観ると、いつもなにかしらの違和感を感じたりするものだけど、 この作品は、そういう意味ではとっても秀逸な作品だったと思います。 それはおそらく企画の段階でよく練られたのだろうし、 (前略) 本作は事実に基づいていますが、フィクションの部分もあります。私たちは今回ドキュメンタリーを作っている訳ではないので、より本作のテーマを感じとって頂けるように、様々な変更を加えこの映画を製作しました。日本を理解しようとしたアメリカ人、誇りを守ろうとした日本人。終戦直後、依って立つべき価値観をなくし、混乱の渦中にあった日本が、どのように新しい道を歩みはじめたのか。その歴史を振り返ることは、現代の私たちに大切な何かを教えてくれるのではないでしょうか。 さて、劇中に登場する関屋宮内次官は、私の祖父(関屋貞三郎/奈良橋の母方)にあたり、共同プロデューサーであり、息子である野村祐人の曾祖父にあたります。その為、この映画は私たち家族の話でもあります。父(奈良橋一郎)は外交官で、私は子供のころから外国との関係を身近に感じていました。些細な行き違いからはじまる誤解や喧嘩。ひとりひとりがそれぞれ平和を願う立場を理解すれば、戦争はなくせる―。私自身が孫を持つ今、心から平和な未来を願うひとりの人間としてこの映画を皆様にお届けします。 (ホームページより抜粋) という、プロデューサーの奈良橋さんの、大切にしてきた思いが並々ならぬ情熱となって作品に生かされているのではないかと思う。

    この作品を鑑賞後、以前観た「太陽」という作品が思い出された。 そのときはどちらかというと衝撃のほうが強かったが(イッセー尾形の演技に鳥肌が立った)、 今回は片岡孝太郎演じる昭和天皇と、トミーリージョーンズ演じるマッカーサー元帥とのシーンにて、 昭和天皇の台詞に涙したのは、やはり日本人だからだろうか。 印象的な場面といえば、夏八木勲演じる関屋貞三郎とリクター少将とのシーン。 関屋が朗々と御歌を詠みあげるシーンは、日本や日本人を象徴する名場面だと思う。 あのニュアンスは、到底外国人には理解しがたいだろうし、逆に私達日本人にはなんとなくとも わかってしまうところに、この国が日本であって、自分が日本人であることを痛感させられる。 関屋を夏八木さんが名演していることにも、意義深い作品だと思う。 昭和生まれとは言え、戦争を知らず、どちらかというと平成に近い昭和生まれのわたしには、 冒頭、マッカーサーに背中を向けるシーンも印象的だった。 天皇陛下にも同様である。 最敬礼のかたちというものが、当時あのようなものだったということも知らない世代の一人である。 個人的に高橋演じる羽田昌義さんを知ることとなりました。 今年はとりわけ戦争を背景やテーマにしている作品が多いように思うが、 その中でもこの作品は観ておいてよかったと思う1本でした。

    http://onionmovie.jugem.jp/

  • 終戦。そしてGHQのマッカーサー(トミー・リー・ジョーンズ)が日本に上陸。戦争犯罪人の検挙と犯罪を裁くための統治活動を始める。
    その中で天皇に戦争責任があるかどうかを見極める大切な任務を部下ボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)に命じる。
    フェラーズは知日家で東条英機、近衛文麿らに接触し、任務を遂行。その一方で戦前に学生時代に知り合った元カノあや(初音映莉子)の安否を探るというお話。

    フェラーズがマッカーサーに天皇に戦争責任ありませんでと進言したのは史実であり、史実作品なのかと思いきや、何だかたららんてあやとの恋愛場面が時間を割いてる。
    恋愛要素不要の映画だと思うのですがいかがでしょうか。

    フェラーズ役のマシュー・フォックスはやはりLOSTのジャックにしか見えず(笑

    アメリカでは大ごけだったらしいですね。日本ではどうだったのでしょうかねぇ。私的にはいまいちでした。

  • 悪くはないです。やたら長い訳でもなく、出演者も好演です。でも、友人に薦めるほどでもないし、もう一度見たいというものでもないです。昭和天皇と戦争責任に関心のある方は、見てみるのもよいかもしれません。

  • この映画に取って付けたようなラブストーリーは必要だったのか?
    との議論が持ち上がっておりますが・・・

    明治憲法は「立憲君主制」で天皇も憲法に拘束されておりました。
    国政は各国務大臣が行い、その全責任を負います。
    そして天皇は国政に直接介入出来ず、よって責任を問われないというシステムでした。(所謂、機関説)

    開戦を回避出来たのではないか?については、
    それが出来てしまったら「専制君主制」になってしまいます。
    ‘介入しない’というのは憲法を遵守するからこそです。
    終戦に関しては会議で結論が出ず、鈴木首相が天皇に聖断を仰いだからで、昭和天皇が超法規的に憲法を逸脱したのは、この時と226事件の内閣が機能不全に陥ってた時の2回のみです。

    よって、天皇の戦争責任を映画化したところで40秒ぐらいで結論が出てしまうので、ラブストーリーを乗っけ、竹やぶの中を走り回ったりするシーンを挿入しなければ尺が持たないので必要だったと言えるのではないでしょうか。はい。


    因みに、「天皇の戦争責任」を最初に言ったのは近衛文麿だったとされております。
    映画の中での近衛はもっともらしい屁理屈を言っておりましたが、彼は3度首相になり、第一次内閣では盧溝橋事件から日中戦争へと戦火の拡大と軍部の拡張を招き。
    第二次内閣では日独伊三国同盟を強行に推し進め締結。
    第三次内閣では日米交渉をニッチもサッチも行かない状態までこじらせて内閣を投げ出し。
    終戦間際には「天皇が退位し、責任をとって自決することにより国民と軍を納得させ無条件降伏すべき」と言い。
    戦後は戦犯を逃れる為に「東条が悪い、東条が悪い!」と奔走するが、逮捕状が出た為服毒自殺・・・そんな近衛氏に戦犯云々は言われたくないw


    だいたい、天皇に超越的な主権があったかのように喧伝したのは、戦後のGHQとサヨクマスコミじゃないか。
    なんとなく「マッカーサーさんありがとう!」みたいな気分になりかけたけど、明らかに日本人しか観ない、日本人に観せる為に作られた、こんなマッチポンブ映画に騙されないゾヽ(`Д´)ノ

  •  天皇に戦争責任を追わせるべきか、GHQが答えを出すまでの10日間。

     うーん。日本的な不思議な権力構造によって天皇の戦争責任なんて問えないってのはけっこう史実に忠実なんだと思うんだけど、マッカーサーが天皇に会ったらすっごい分かり合えてめでたしめでたしっていうエンディングはあまりに唐突すぎないだろうか。
     フェラーズに日本人の恋人がいて勝者でありながら傷つき苦悩しているっていうのはすごくいいと思うんだけどね。

  • 終戦記念日に観る。

    思いの外よくまとまっており、出演陣も魅力的。

    米国内では、昭和天皇賛美ということで、非難も大きかったらしい。まあ、そう言われても仕方ないのない展開かとも思います。肝心な部分は史実に基いているとは思います。
    良くも悪くも「天皇」がいかに日本人の精神的支柱であるかが、多少は分かってもらえるか。

    もちろん、昭和天皇をディスる内容であれば、興行的にも成功はしないでしょう。

    昭和天皇役を演じるのが片岡孝太郎。山田洋次監督の「小さなお家」でも昭和初期のサラリーマンを演じていて、ほんとにこの人は現代に生きているニッポン人なのか?という存在感を魅せてくれましたが、昭和天皇の役作りもバッチリですね。

    ボクも含めて、まだまだ記憶に新しいので、むずかしかったでしょう。
    「ラストサムライ」で明治天皇を演じた中村七之助といい、この片岡孝太郎といい、梨園の浮世離れした感じが皇族にはぴったりなのかもしれません。
    六本木で暴れているスキンヘッドもいますけど。

    この映画は「日本のいちばん長い日」とセットで観ればいいかもしれません。オリジナルしか観てませんが。
    今回のリメイクではモックンが昭和天皇役。
    モックンは好きだが・・・どうかなあ。

  •  2012年、アメリカ映画。ピーター・ウェーバー監督、マシュー・フォックス主演。原題は"Emperor"。
     ここまであられもなくアメリカから日本への「求愛」を描かれるとどうしていいかわからなくなる、という類の映画。ジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』を、日本の保守エリートが物語として受け止めると、こんな感じになるのではないか。
     戦勝国のはずのアメリカが、ミステリアスな女性=日本の謎に囚われ、虜にされ、相手の論理を受け入れるかたちで未来を誓い合う…。歴史の捏造もたっぷり盛り込んだこの映画は、いったい「誰得」なのだろうか。製作者の奈良橋陽子は、そんなに凄腕のロビイストなのか。それとも、彼女のためにハリウッドがつくった「ごくろうさん映画」なのだろうか?

  • 敗戦後の日本の運命を決めた天皇の、その戦争責任問題。
    曖昧な日本人。軍国主義が満ちていた戦時の日本において、神として崇められていながらなに一つ権力や自由を持たない天皇が、御前会議で勇気ある降伏受諾を決めた。天皇に罪があるのか、ディボーションという言葉で国民が妄信していく様を表現。海外の人がこの映画を見たら、やっぱり日本はめんどくさい国だと思うだろうなぁ。

  • まぁアリです

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