リライト [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
3.30
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本棚登録 : 122
感想 : 10
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感想・レビュー・書評

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  • 6/3~6/10
    学園タイムリープ。久しぶりにぐいぐい読めて最後の方は言い知れぬ焦燥感、終わったあとはいい意味で真っ白。保彦迷惑だね。ほんと迷惑。

  • もう少し説明が必要な感じ

  • 10年前、未来から来た少年と親しくなった中学生の少女。彼女は少年と一緒に校舎崩壊の事故に巻きこまれ、危ういところを少年に救われる。一人校舎の下に残された少年を救うため、少女は5秒だけ望んだ時代に移動できる薬を飲んだのだが――。


    こころみは面白いし、中盤までは惹かれたのだが、残念ながら説明下手。ラストに長文で真相を語らせる話が面白かった試しはない。

    そもそも少年が手にした本に少年のことが記載されている時点で既にパラドックスが発生しているのだから、いっそ少年自身で謎端末を使うなり、茂に頼むなりして物語を書き、不思議道具で出版社社員の記憶を操作して発行するんじゃ駄目なんだろうか。文才は努力と経験で身につくものだ(と自分は考えている)から、どうにでもなるが。

  •  過去は変わらないはずだった―1992年夏、未来から来たという保彦と出会った中学2年の美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。2002年夏、作家となった美雪はその経験を元に小説を上梓する。彼と過ごした夏、時を超える薬、突然の別れ…しかしタイムリープ当日になっても10年前の自分は現れない。不審に思い調べるなかで、美雪は記憶と現実の違いに気づき…SF史上最悪のパラドックスを描く第1作。 (公式あらすじ)

     先が気になる展開と簡潔な文章の合わせ技で、非常にサクサクと読み進められる。早い人なら4時間かからずに読み切れるかもしれない。
     シリーズ第1作となる今作はハチャメチャに面白いが、2作目以降は評判が割と悪いので二の足を踏んでしまう。しかし『リライト』は起承転結で言うところの転の部分で終わっているので、続きに手を出さないわけにはいかない。

  • プロットを考え過ぎて、一周まわってろくに考えてないような仕上がりになってるような。辻褄があわなくなったらパラドックスですましてしまうのでよりそんな印象に。

  • 面白いがこんがらがる

  • 暇つぶしには良いのでは。タイムリープもの。バッドエンド。

  • 初めて読む作者の作品だったが、読みやすかった。

  • 理不尽SF。解説にありました。そういうジャンルらしい(^^; その言葉に尽きます。

    え!? です。終わり方が。ここ? ここで終わるの? って何度もめくり直しちゃった。
    何人も‘そう’なんだなってのはすぐ判るし、彼女が何か執念深い感じなのも判るけど、こう終わるか!って。
    ちょっと視点変えたらSFホラーになったんじゃないかなぁ。

    夫が出張移動中に読むために駅で購入したものなので、私は表紙も裏表紙のあらすじも何も見ずに読み始めたから、「爽やかSFジュブナイル」だと思ってたのに、あれ?殺人事件? え、ホラー?と、意外な方向だった。

    でも、正直、面白かったです。最後の終わり方以外は。
    ラスト前までは★4つくらいなんだけどね…。

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著者プロフィール

1982年、静岡県生まれ。『バイロケーション』で第17回日本ホラー小説大賞長編賞受賞。

「2010年 『バイロケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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