石の猿 上 (文春文庫) [Kindle]

  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • リンカーン・ライム・シリーズ4つ目。
    今回は蛇頭のゴーストをめぐる物語。
    冒頭、嵐の中、中国の貨物船が密入国者を載せてNY近郊を目指し、それを沿岸警備隊が追う展開から始まる。そんな中、船が沈没し、一部の生存者が浜に到達する。
    この船の到着を予測したのが、ライム。
    この人たちを抹殺しようとするゴーストとこの船で密入国者に紛れて一緒に来た中国の公安刑事、ライム達を交えた闘い。
    相変わらずのジェットコースターぶりだが、何冊か読んでいるうちに若干ストーリーの先が見えるようになってしまった感があり、ボーン・コレクタやコフィン・ダンサーの時のようなそう来るか!といった感じが減っているので、★4つ。
    でも、文句なく面白い。

  • ライムシリーズ
    中国人の相棒が出てくるやつだっけか
    良い奴だけど死ぬ

  • (上下通じての感想になります)

    連続ものの良さってやはり、主人公は死なないってある程度の安心感にもあるんじゃないかって思う。

    登山する時のビバークであるとか砂漠のオアシスとか高速道路のサービスエリアとか…あれ、少し違うかな。
    このシリーズであればライムとアメリア。どうぞ良心があれば!という気持ちで祈るような展開もあるけど。

    しかしディーヴァーは。
    ものすごく魅力的な登場人物を平気で向こうに押しやるから…向こうとはいろんな意味で。
    あなどれない。
    今回もやはり、この人はやめてくれ、の祈りが通じなかったり、やっぱりそうかだったり。

    面白かったし中国の思想や慣習などが楽しくてよかったんだけど…強い祈りが届かなかったので、星ひとつ、減らしていいですか。


    ちなみに主人公が…的な意外性でいまだにすこしトラウマと言うか、個人的にインパクト大で忘れられない作品は、この手のサスペンスで言えば鯨統一郎のあすなろの詩。

    (サスペンスでも小説でもないけどなぜか同じような気分にさせられたのが新谷かおるのバランサーなんだけど、これはまたまったく違う意味で)

  • 中国の密入国関連の蛇頭と対峙する話。
    シリーズの最初から続けて読むと少し飽きてきた
    。色々と疑いながら読み進める。
    内通者もいそうだし。
    バンショウって言いたいだけちゃうんかい?ってぐらいバンショウってでてくる。
    とりあえず下巻も読むとする。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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