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感想・レビュー・書評
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下巻にて感想
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(上下巻読了後の感想です)
あまりに夢中で読んでしまうので自分に、1日1シリーズ。と、制約を課してしまうほど。
面白い…なんでここまで!
シリーズものだと死なない登場人物決まってくるから…とか言ってたの誰ですか?はい、私です。
ところがこれは、それをうまく裏切られた!
ライムとアメリアはセーフでしょ、あとは…と考えながら登場人物リストを見て犯人を考える。レギュラーメンバーは裏切らないよね、この段階で?なんてひねくれた気持ちもあって、そうなると犯人、めちゃくちゃ絞られちゃう。大丈夫、ディーヴァー ?
なーんて心配を鼻で笑われて蹴飛ばされる。
ああ、イリュージョニスト、なんて!
誰がどこで誰のふりなのかもわからない。信じられない。
だけど、だからこそ、最後の最後で大サプライズ!
これは書けない。
喜怒哀楽でネタバレするもんね。
でも、これ、ほんとに面白かった。
普通に展開されてたら無理があるのでは?って仕掛けも、徹底的な説明と論理で信じ込まされる。
騙される快感って、きっとこれ。
さあ、安心して騙されて!
未読のあなたが羨ましい! -
今回もドキドキの展開で面白い!
下巻が早く読みたい。
イリュージョニストは怒らすとダメ -
マジシャンの弟子・カーラが勇敢で賢くて好き。マジックについての講釈は楽しい。後半に続く。
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ジェフリー・ディーバーのリンカーン・ライムシリーズ。
最初の事件ではライムのパートナーのアメリア・サックスは昇格試験を受けている。昇格してしまうとライムの鑑識官という役割から、離れてしまうのではないか?と心配になる。
一方、事件は古い音楽学校で始まり、住宅街、公園と続く。
その度にイリュージョンのトリックに出し抜かれる。犯人はそれを楽しんで、ぎりぎりで脱出することを楽しんでいるよう。ついにはライムの寝室にまで侵入し、火をかける。
事件解決に尽力するいつものメンバーと協力者の女性イリュージョニストのカーラ。彼女は師匠や母親との複雑な事情をかけており、それでも捜査に協力していく姿が清々しい。
もう一方で右翼団体の裁判の話があり、お馴染みのローランド・ベルが検事を保護しながらも捜査に加わる。
この犯人の目的は右翼団体主催者の裁判を成立させないために検事を殺害することなのか?、右翼団体の主催者を逃がすことなのか?それとも他にあるのか?これらの目的がころころと変わり、真の犯人の目的が何なのかをなかなか教えてもらえない。
ただ一つの目的のために誤導を引き起こす情報をばらまき、捜査を攪乱する犯人とライムたち捜査側の戦いがいつものようにどんでん返してんこ盛りで繰り返される。
最後の最後に「騙された!」と言いたくなる展開は流石です。
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図書館で。ライムシリーズの続き。相変わらず面白い。
今回はマジシャン相手にいつものメンバーが大苦戦。確かに早変わりとか人を欺くことを商売にしている人間が犯罪に関わったら…考えるだに恐ろしい。
それにしても色々と伏線がありこんがらがって結局誰がどんな目的で行動しているのか複雑でした。そしてライムの家は警備が杜撰すぎる気がする。彼、襲われたのこれで何度目?そしてネットワーク社会恐ろしい。知らない間に色々と情報が漏れているかと思うと…。大どんでん返しが常になっているのでいつこの人は…とか実はこの人が…とか妙に緊張して読み終えました。色々とおさまるところに収まってよかったね、という感じでした。面白かったです。