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感想・レビュー・書評
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人間ががんという病とどのように対峙してきたか、がんとはどんな病気なのかを綴った壮大な上下巻。とんでもなく長いのと苦手な洋物ごつごつ翻訳でかなり時間がかかったけどそれでも面白かった。たばこ業界(酷い隠蔽工作はさすがです)との政治的な戦いや、がんの構造を誤りながらも少しずつ少しずつ解き明かしていく件は特に興味深かった。とにかく多めに切っちゃえ、とかも怖いけどそういう時代があったんだなぁ、と。がんが遺伝子の異常というのはうっすら知っていたけど、転移のメカニズムや、血管を新たに作って増殖したり、特殊なウィルス(レトロウィルス)のRNA逆転写攻撃によって発症することもあったり、なんてところはなんちゃって理系として大変面白く読めました。
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