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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4933672242477
感想・レビュー・書評
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タルコフスキーは映像の魔術師だ。木立を抜ける風のそよぎや燃え立つ炎のゆらめき、流れ落ちる水のしとやかさ、そんな自然のざわめきを鮮やかにフィルムの中に収めてしまう。詩人である父の作品の朗読を挟みながら描かれる、離婚した両親の関係性をなぞるような自分と妻の姿。人は鏡や他人の眼差しを借りることで、始めて自分自身の姿を知る。個人の記憶は歴史の悲劇と折り重なり、地層の様に一つの模様を描いていく。とても個人的な作品のはずなのに、自然の美しさそのものに触れているような感触が自分の中を通り過ぎていった。
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断片的でよくわかんないや。
カラーの色合いはいいね。 -
予備知識を入れていなかったため、タルコフスキーの自伝的映画でストーリーはほぼ無いということを知らず、一生懸命ストーリーを掴もうとして疲れた。タルコフスキーのバックボーンを知らないので変に曲解して映画を楽しめず。母と妻、少年期のタルコフスキーと彼の息子をそれぞれ同じ俳優が演じているため、ただでさえ曖昧な過去と現在の区切りが更に混じり合っている。象徴的、詩的な映像は美しいのでもっと素直に観れていたら評価は違っていたかも。
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