鏡 DVD HDマスター

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監督 : アンドレイ・タルコフスキー 
出演 : マルガリータ・テレホ  イグナート・ダニリツェフ  ラリーサ・タルコフスカヤ  アッラ・デミードワ  アナトーリー・ソロニーツィン 
  • IVC,Ltd.(VC)(D) (2013年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933672242477

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鏡 DVD HDマスターの感想・レビュー・書評

  • タルコフスキーは映像の魔術師だ。木立を抜ける風のそよぎや燃え立つ炎のゆらめき、流れ落ちる水のしとやかさ、そんな自然のざわめきを鮮やかにフィルムの中に収めてしまう。詩人である父の作品の朗読を挟みながら描かれる、離婚した両親の関係性をなぞるような自分と妻の姿。人は鏡や他人の眼差しを借りることで、始めて自分自身の姿を知る。個人の記憶は歴史の悲劇と折り重なり、地層の様に一つの模様を描いていく。とても個人的な作品のはずなのに、自然の美しさそのものに触れているような感触が自分の中を通り過ぎていった。

  • 予備知識を入れていなかったため、タルコフスキーの自伝的映画でストーリーはほぼ無いということを知らず、一生懸命ストーリーを掴もうとして疲れた。タルコフスキーのバックボーンを知らないので変に曲解して映画を楽しめず。母と妻、少年期のタルコフスキーと彼の息子をそれぞれ同じ俳優が演じているため、ただでさえ曖昧な過去と現在の区切りが更に混じり合っている。象徴的、詩的な映像は美しいのでもっと素直に観れていたら評価は違っていたかも。

  • ЗЕРКАЛО
    1975年 ソ連
    監督:アンドレイ・タルコフスキー
    出演:マルガリータ・テレホワ/オレーグ・ヤンコフスキー/イグナト・ダニルツェフ

    早稲田松竹がタルコフスキー2本立てをやってくれました!ソラリスも見たかったけど、時間の関係で、映画館でまだ見たことのなかった「鏡」だけで我慢。

    これはタルコフスキーの作品の中でも、もっとも自伝的要素の強い作品。タルコフスキー自身が、父のアルセーニイ・タルコフスキーの詩を随所で朗読していたり、実際の記録フィルムで第二次世界大戦の映像なんかを使っていたり、やや唐突なスペインのエピソードもそのへんの歴史的な部分を踏まえてたのかな。

    それでいて、多用される火や水、風のモチーフ、幻想的なショットの挿入なんかは相変わらずで、映像はどこを切り取っても絵のように美しい。若い頃の母親と妻役を同じ女優さんが演じているので、次第に、どちらが過去の母との「息子」としての記憶で、どちらが現在の「夫であり父親」の話なのか混乱してきます。でもその混乱も含めてそれが主人公(監督自身)の心象風景なのでしょう。
    (2011.10.30)

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