僕の村は戦場だった Blu-ray

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監督 : アンドレイ・タルコフスキー 
出演 : ニコライ・ブルリャーエフ  ワレンティン・ズブコフ  エフゲニー・ジャリコフ 
  • IVC,Ltd.(VC)(D) (2013年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933672242446

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僕の村は戦場だった Blu-rayの感想・レビュー・書評

  •  「連隊の子('61)★1」 

    '62年。'63年日本公開。”Ivanovo detstvo(Ivan's Childhood)” 脚本:ウラジーミル・ボゴモーロフの短篇「イワン('59)」の映画化。
    P・K・ディック「市に虎声あらん"Voices from the Street"('50'07'13)★ 2」と止揚したい「傑作」。
    大井ロマンだったっけ

    ・・・
    凡そ空を飛ぶ夢を見た人数と月に降りた人数を比べてどちらがリアルなのだろう…ラスト・シークェンスへ再帰の予感。
     イワンの報告書は「秘鍵」の如く。
      神を呟く不幸な老人、マーシャと白樺の森は以降の作品へ回帰され。
       「私たちは8人全員19歳以下だ」「あと一時間で銃殺される」 ――鎮魂の鐘は死神を祓えたのか。

       『地獄の黙示録』”世界の果て”最前線のドラン橋の戦闘が過り…
      「三位一体」の不在「ホーリン、ガリツェフ、(カタソーノフ、イワン、偵察兵の遺体)」は漂流し沈み行くルブリョフのイコンと共にラストを暗喩。
     実記録フィルムがこれまでのシークェンスを対消滅させ寓話性を剥ぎ取り…
    生命の樹へ「永劫回帰」…。
    ・・・

    ガストン・バシュラールの四元素や「火・空間・夢想の詩」のイメージへの流出は未だ眠りが契機となってはいるが…流出するイメージ「井戸」「りんご★3の荷車」は秀逸。
    小津安二郎の「差延」と「脱構築」は『ローラーとバイオリン('60)』から「本作」そして『アンドレイ・ルブリョフ』へ「二重の物語(ヴァニタス)」を洗練させる。
    ――「作品」自体も彼にとっては「秘教・秘蹟・秘鍵」的なメタ世界(ハイパー・リアル)だから、イワンも『ノスタルジア・ドメニコ』『サクリファイス・アレクサンデル』の様に『アンドレイ・ルブリョフ』で鐘創りのボリースカとして「救済」される。

    前任監督が挫折したあとを引き継ぎ――
    タルコフスキー('32年~'86年12月29日) 30歳、当時、疎開していた彼の『鏡』――同年代の少年「連隊の子」達へのメメント・モリ。
    P・K・ディック('28年~'82年 3月 2日) 「高い城の男('62)」
    J・G・バラード('30年~'09年 4月19日) 「太陽の帝国('84)」

    サム・ペキンパー『戦争のはらわた('77)』でオマージュを捧げられ「本作」に対するアルベルト・モラヴィア★4とサルトルの論争は知る由もないがリアリズム(ネオレアリズモ)だけが「普遍性」への道では無く…ロッセリーニ『無防備都市('45)』の子供達も良かったが、まあ彼の天賦の才を見越しての苦言だと思う。…「太陽の季節('55)」など批判の対象でもない?お呼びでない?こりゃまた失礼しましたぁ〜ε=ε=ε=(;-_-)/ ライネン ノ 対独戦戦勝70周年 ニ マタ ミルカ …

    ★ 1 ワレンチン・カターエフ作「少年少女世界文学全集33 ロシア編(4)」
    ★ 2 幻の処女作(一般小説)「救済」の「原点」。
    ★ 3 イワンの妹と解説されているが『ローラーとバイオリン』『アンドレイ・ルブリョフ』を観る限り初恋の少女なのでは?
    ★ 4 ゴダール『軽蔑('63)』「Il disprezzo ('54)」、拙レヴュー『暗殺の森』「体制順応主義者(同調者,孤独な青年) Il conformista('51)」の原作者。

    ( 2/8½ 作 No. ​7​)

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