戦力外捜査官　姫デカ・海月千波 (河出文庫) [Kindle]

著者 : 似鳥鶏

• 河出書房新社 (2013年10月20日発売)

感想・レビュー・書評

[kei_mさんの感想 · 2020年6月12日]

捜査一課に配属されてきたアイドルのような容姿の海月警部、周囲の期待を裏切る捜査能力の低さで、たった二日で戦力外通告されてしまい、お守役の設楽刑事とともに独自に連続放火事件を追う。

当然、戦力外捜査官がただものではないわけで、どのように能力を発揮するかと思っていたが、際立ったところはなく、かなり抑えていた印象。
キャラ設定が固まっていないのか。
シリーズものなので続編も読んでみたい。
ミステリーとしても面白かった。
(電子書籍 LINEノベル)

[satomaringoさんの感想 · 2014年2月25日]

ドラマ（武井咲・TAKAHIRO主演）の原作。表紙・タイトルがライトノベル風だったので軽く読み始めたが、連続放火と少女殺害の複数事件が絡み合った物語は意外と読み応えがあった。
女子高生にしか見えない海月千波警部と、そのお守り役の設楽恭介巡査をはじめ個性的なキャラが沢山出てきてテンポも独特。

著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理～本屋さんの名探偵～』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花　警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 （諸事情により育休延長中）』 で使われていた紹介文から引用しています。」