うたかたの日々 [Kindle]

  • 早川書房
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  • うたかたの日々は意訳で、L'ecume des joursの直訳で日々の泡と題した翻訳本もある。全集で伊藤守男訳で読んだ。荒俣宏の解説を最初に読んだがわけがわからなかった。本文を読んだところ荒唐無稽であり、荒俣が解説に苦労したことが理解できた。津村の読み直し世界文学の1冊である。まともなのはハツカネズミだけなのかもしれないが、人間と対話をする。4人の人物が主人公であるが、おとぎの国のアリスのようであり、もっと残酷であり、主人公の一人が死亡し、最後はネズミが猫に自ら食べられる場面で終わる。世界の名著ということがよくわからない本である。

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著者プロフィール

(Boris Vian) 1920年、パリ郊外に生まれる。エンジニア、小説家、詩人、劇作家、翻訳家、作詞・作曲家、ジャズ・トランペッター、歌手、俳優、ジャズ評論家など、さまざまな分野で特異な才能を発揮した稀代のマルチ・アーチスト。第二次大戦直後、「実存主義的穴倉酒場」の流行とともに一躍パリの知的・文化的中心地となったサン=ジェルマン=デ=プレにおいて、「戦後」を体現する「華やかな同時代人」として人々の注目を集め、「サン=ジェルマン=デ=プレのプリンス」 とも称される。1946年に翻訳作品を装って発表した小説『墓に唾をかけろ』が「良俗を害する」として告発され、それ以後、正当な作家としての評価を得られぬまま、1959年6月23日、心臓発作により39歳でこの世を去る。生前に親交のあったサルトルやボーヴォワール、コクトー、クノーといった作家たちの支持もあり、死後数年してようやくその著作が再評価されはじめ、1960年代後半には若者たちの間で爆発的なヴィアン・ブームが起こる。

「2005年 『サン=ジェルマン=デ=プレ入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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