光待つ場所へ (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (340ページ)

感想・レビュー・書評

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  • あの作品の彼、彼女のアナザーストーリー。主人公じゃなくても、人生の主人公はその本人で、そっちに行けないと思ってるのは本人だけで、そんなに頑なに確固たる自分の世界を守ろうとしても、土足であがりこんだり、バトルアックスみたいなものでこじ開けようとしたりする「輩」みたいな者はいて、それに一々傷ついてもしょうがないんだよ。そして世の中は思っている以上に「私」に無関心で、「私」を傷つける者はそもそも部外者で他人。頑なな子たちがちょっとしたきっかけで、ほころんでいく姿は、悪くない。

  • 2024年始1冊目は辻村作品から。
    短編集で、過去に出てきたキャラ達を思い出しながら読めて楽しかった。
    辻村作品では珍しく最初から面白いと感じた作品。

  • 2022/12/11 AmazonよりKindle本冬のキャンペーンにて836円(251pt)でDL購入。

  • 「しあわせのこみち」の清水さん、良かったです。

  • 自分だけかもって思ってたことが実は誰もが漠然と思ってたことだって分かる作品。誰もが感じるふとした瞬間に湧き上がる不安とかがうまいこと描かれていて今まで漠然と心にあった感情とかが呼び起こされる感じ。実はみんなが気づいている上で気づかないふりをしているような痛い部分をあらわにしてくるから読むのが止まらない。誰もが思い当たる節があるんだろうな。

  • 何も調べずに手に取ったので、スピンオフもんとは知らず、元の作品も読んでいないものばかりだったが、どれも面白く読めた。
    気になったもの、これから読んでみたい

  • ロードムービーに続いてのスピンオフ。こうやって本編終了後も掘り下げがあるからこの方の小説は面白い。

  • 五篇からなる短編集。他の辻村作品、冷たい校舎の時は止まる、凍りのくじら、名前探しの放課後を読んだ後に読むと共通した登場人物が出てくるのでより楽しめると思う。
    個人的には清水あやめの恋の終わりと始まりが描かれたしあわせのこみちが一番好みだった。

    • saya_blossomさん
      はじめまして。単行本のほうを読んでいるのですが、3篇しかありません。文庫、もしくはKindleでは5篇に増えているんですね!お時間ありました...
      はじめまして。単行本のほうを読んでいるのですが、3篇しかありません。文庫、もしくはKindleでは5篇に増えているんですね!お時間ありましたら、タイトルを教えていただけるとうれしいです!
      2021/06/04
    • シンタローさん
      しあわせのこみち
      アスファルト
      チハラトーコの物語
      樹氷の街
      冷たい光の通学路
      の五篇です。
      しあわせのこみち
      アスファルト
      チハラトーコの物語
      樹氷の街
      冷たい光の通学路
      の五篇です。
      2021/06/04
    • saya_blossomさん
      早速ありがとうございます!
      アスファルトと冷たい光の通学路はありませんでした。
      次は文庫を読みたいと思います!
      早速ありがとうございます!
      アスファルトと冷たい光の通学路はありませんでした。
      次は文庫を読みたいと思います!
      2021/06/04
  • 「友達って定義にはいろいろあるだろうけど、友達が成功したときにそれを素直に喜べるのが、僕にとっての友達だ」

  • ★4にするかどうか悩んだけれど、ちょっとわかりにくいところがな‥と、1つ下げる。

    後から知ったが、この本は辻村深月さんのその他の作品のスピンオフらしい。だから、ピンと来ない部分があったのかも。

    いずれの短編も面白かったけれど、「しあわせのこみち」がすごく印象深かった。背景や場面の描写が頭に浮かびやすいからかもしれない。

    スピンオフの話はこちらが詳しい感じだったので、この情報を参考にあれこれ読んでみるかなぁ‥と思うとまた楽しみ。
    http://girl-book.hatenablog.com/entry/2016/06/21/210000

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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