秋期限定栗きんとん事件 下 〈小市民〉シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 結局夏と秋の三冊が一晩しか持ちませんでした…こんなに夢中になって本を読んだのも久しぶりかも。
    何かの機会で、好きな作家ベスト3の中に米澤さんの名前を入れた矢先に、春を読んで低調なレビューをつけてしまい、俺の眼鏡も曇ったかとか思ったけど、大きな間違いでした。
    小市民のシリーズは、4冊でひとつの物語だったんですね!
    小鳩くんブラボー!

  • ヒロインで比較するにやはり千反田さんより小山内さんのが好き!
    悪気があるところがたまらん。

  • 祝アニメ化!おめでとうございます!

    小鳩くんも小山内さんも彼女や彼にやっていることは、結構ひやひやするものなんだけど、二人がそろうとなんか可愛く感じちゃう不思議な雰囲気。
    恋愛とは違うのだろうけど、互いの性質についての理解に基づいた信頼があっての互恵関係なのだろうけど、メリットだけで結びついているわけでもなさそうなこの感じを一言で表せないし、表してしまったらもったいない。
    謎と物語の展開でつくりあげるこの軽妙さと不気味さのある雰囲気に感嘆する……!

  • ゲーム感覚での推理、キャラクターの魅力、鋭い切り返しなど読んでいて楽しい。ただ小市民側の私からすると、頑張り屋の瓜野くんが少し気の毒だった。

  • 木良市放火事件完結編だが、やはり興味の対象は小山内の復讐相手だ。

    上巻冒頭からいかにも小山内のターゲットになりそうなキャラがでてきたが、案の定下巻で完膚なきまでにたたきのめされてしまった。お気の毒に。
    だが"動機"がわからず気になっていたのだが、それもラストでしっかりと明かされた。そんな理由で復讐するようでは、やはり小市民にはなれないだろう(笑)

    割れ鍋に綴じ蓋、ということで元サヤに収まった二人。『冬季限定』もぜひ読んでみたいが、ここで終わるのも綺麗かなとも思う。

  • オサナイさんが妙に上手で好きになれない。その考えに共感できるところはある。男にはモテて女からは嫌われるタイプっぽい。

  • 瓜田くん(小佐内さんの彼)は、むりやりキスしようとしたから復讐されちゃったんだな。
    結局、互恵関係復活。この後、しばらく小市民シリーズは休眠。

  • ああ、そうですね、乙女にとってそれは立派な復讐の理由ですよね。……て、ホントにそうか?そもそも、復讐に対してそこまで快感を覚えるということが、空恐ろしい。どうも彼女のキャラ設定のおかげで物語が不穏な雰囲気になってしまうことが多い様な気がするこのシリーズ。『冬季限定』がどんな話になるのか、気になります。

  • 小佐内節炸裂・・・!
    結局二人は元通りの関係に戻りましたが、ハッピーエンドと言えないのは小佐内さんの復讐がものすごいからでしょうか。
    何というかプライドが高い彼にはうってつけの復讐法ですね。
    さらに放火犯の犯人は氷谷。
    泣きっ面にハチですな。
    推理の流れは面白かったけど(こいつかと思わせては違うと分かる)キャラが渋滞というか濃い

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著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。

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