江戸モアゼル (バーズコミックス スピカコレクション) [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 6
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感想・レビュー・書評

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  • いまいち。

  • タイトルと表紙が素晴らしい

  • タイムスリップもの。断固として浮世絵調の花魁がいいwしかし最後はそうなるとは~。

  • ★★★★☆

    「男ってのはいつの世も変わらないねぇ、お客のダ・ン・ナ」

    『 江戸モアゼル 』は、平成の世にやってきた仙夏(せんか)という江戸時代の女郎がコンビニでバイトをはじめるというタイムスリップものギャグ漫画。

    現代人が別の時代にタイムスリップする話はよくあるが、逆はあるようでなかったらしく意外に新鮮。

    バイト姿は、服はコンビニのユニフォーム姿なのに、髪型は文金高島田をさらに豪華にしたような伊達兵庫といわれるいわゆる花魁の髪型で、顔は浮世絵顔。

    こんな風に説明してしまうと、まるでミスマッチを狙っただけの出落ちものと思われてしまうかもしれないが、ところがどっこいこれがちゃんと面白いから愉快愉快!

    一緒にタイムスリップしてきた後輩女郎と若い衆も脇役としていい味をだしている。

    前者は、メイドカフェで働いたり、合コンに参加したりと、かなりアグレッシブ、というか現代に過剰適応している。

    後者は逆に、何かというと江戸でやっていたことをやろうとし、すぐ警察に職質されてしまう。

    仙夏は前述の2人と一緒に暮らし、現代の生活に戸惑いながら、苦海に身を沈めた女のある種の諦念をときおり垣間見せつつも、ポジティブに一本筋の通った姿勢を貫いていく。

    その姿はおかしくもあるのだけれど、どこか清々しい。

    ギャグ漫画というのはもともとあまり売れるものではないし、これもジャケットの第一印象でかなり客を選んでしまうところはあるかもしれないが、とにかく騙されたと思って買ってみて欲しい。

    絶対に損はしないはず。

    それにもし騙されたとしても、女郎なんてのはもともと騙しますって看板かかげてやってるのだから、グダグダいうだけ野暮ってもんサ。

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著者プロフィール

キリエ
姉妹漫画家(役割分担は作品ごとに異なる)。母は作家の桐衣朝子。2014年に第74回小学館新人コミック大賞青年部門で大賞を受賞、同年8月に「週刊スピリッツ」で「ヒトリシズカ」によりデビュー。代表作に『江戸モアゼル』、『4分間のマリーゴールド』。『4分間のマリーゴールド』は2019年10月、TBS系で福士蒼汰・菜々緒の共演で実写ドラマ化される。

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