ライチ☆光クラブ [Kindle]

著者 :
  • 太田出版
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  • 残酷でありながらも美しい
    サブカルに浸かりたての大学時代にはじめて読んで衝撃を受けた作品
    細部の書き込みが凄まじく、殺し方のバリエーションも豊富で読み応えがある

  • セリフの使い方や舞台の作り方が演劇的だなと思ったら、やっぱり元ネタは演劇だったんですね。 耽美的でエログロナンセンス。まだこういう世界が生き残っていたんだということが嬉しかったです。

  • いやぁ、えぐい。でもそれ以上に美しくも醜い人間。

  • 東京グランギニョルの舞台の漫画化。最初から最後まで残酷描写の連続だけど、案外軽く読める。

  • 恐ろしいほどに、快楽的な悪。

    一人の人生を変えるほどの舞台があった。
    それは古屋兎丸にとっての
    東京グランギニョル『ライチ☆光クラブ』だった。
    この残酷劇に魅せられた兎丸は
    大学で演劇を始める。
    紆余曲折の末、実は子どものころ
    描いていた漫画にたどり着き、
    かつて観た『ライチ☆光クラブ』を漫画にする。
    それが本書である。

    兎丸の人生を揺り動かした
    壮絶な舞台が、ここに蘇る。

    血と死、暴力のもつ暗い恐ろしい誘惑。

    物語は秘密基地に集う学生たちによる
    秘密結社の暴力と殺戮から始まる。

    そして、フランケンシュタインを思わせる
    ロボットと囚われの少女との恋が生まれ、
    物語は破滅へと加速していく。

    女性への暴力シーンに魅せられる
    内なる悪を感じつつ。
    背徳の欲望に身を焦がしつつ。
    兎丸の描く物語は
    熱狂の中で終焉を迎える。

    圧倒的な猟奇性、圧倒的な情熱。
    彼を突き動かした、黒い物語を観よ。

    人生には、生きなかった裏がある。

  • 自分でもびっくりするんだけど、ライチ・光クラブと飴屋法水が東京グランギニョルで結びついていることにあとがきを読むまでまったく気づかなかった。
    しかも演じていたのがジャイボだなんて、当時の公演観たすぎる…

  • 東京グランギニョルの演劇をマンガにして、マンガをまた舞台化。来月楽しみ。できることなら、ジャイボは前キャストをみておきたかったな!

  • 切なくもあり、美しくもあり

  • 1巻完結

    せつない

  • 前から読みたい本が電子書籍で安かったので。最高。元々芝居を見たことはないが、朗々たるセリフや照明をを頭に思い浮かべることができた。

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著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。九四年に『月刊漫画ガロ』より「Palepoli」でデビュー。卓越した画力と多彩な画風で熱狂的な支持を集める。著書に『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』『女子高生に殺されたい』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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