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感想・レビュー・書評
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「特殊部落」の起源論である。徳川時代〝百姓は生かさず殺さず〟その中間を泳がしておくのが幕府の施政方針であった。よって下級民は貧乏であった。特殊民(エタ)は、ある種の職業(人の忌み嫌う牢番、断罪人、捕方、掃除、死体片付、死牛馬の皮剥ぎ、皮革製造など)を独占し、ある種の特権を享受しており、余裕ある生計を営むことができた。この富裕層の住む部落に人口が密集していくが、明治維新以後「エタ非人」の称が廃止される。武士階級の廃絶で武具製造が杜絶、皮革製造は頓挫して、部落民の生活は困窮していき「細民部落」とも称された。
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