三国志 02 桃園の巻 [Kindle]

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著者 : 吉川英治
  • 2013年10月22日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

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三国志 02 桃園の巻の感想・レビュー・書評

  • 吉川英治の文章にリズムがあって読みやすい。
    今読むと張飛とか、酒に酔って役人殺したりしてて、ありえないんだけど。

  • 三国志はいつか読む時がくる。でも、すごく読みたい!と思わないと無理。
    まだまだ先のことと思っていたけど、今キタ!

    はっきり言って、それまで三国志については無知だった。中国が舞台、ただそれだけ(笑)

    読み始めたきっかけは、そにけんじさんの『ねこ戦三国志にゃんこ』!ほぼ猫ばっかりで三国志をギャグを交えながら語っているのだけど、面白い。(とってもかわいいし)

    なるほど、この間観ていた海外ドラマの『ゲームオブスローンズ』にも通ずるような、裏切り、報復多数の玉座を狙ったり、国のために戦ったりするストーリーなのねー。
    本当に国のことを思っての人間と、自分のためだけにやってる人間と。

    読み始めたら面白い!
    吉川英治さんの三国志は、会話が多くて余白があるし、展開がサクサク進むので読みやすい。

    まだまだ続くので楽しみ。

  • 『三国志 02 桃園の巻』
    吉川英治 著。
    *
    有名な「桃園の誓い」の巻ですね。
    始まりの巻。
    桃園の誓いってよく聞くけど、こういうことを誓ったんだなぁと初めて知りました。
    *
    劉備・関羽・張飛、曹操の他にも聞いたことある名前が出て来たんだけど、どういう活躍をするかまだ分からず。
    続きが気になる。
    *
    映画の『レッドクリフ』のイメージが強いので、当たり前だけど劉備が若いのが不思議 笑
    完全にレッドクリフで演じられてた俳優さんで脳内再生されているよ。

  • 現在でも続く日本の三国志人気。その人気の火付け役が本書、吉川英治の三国志、全10巻。電子書籍にて無料で読めることになったので、今さらながら吉川三国志の世界に浸かってみる。

    第1巻「桃園の巻」では、劉備、関羽、張飛が義兄弟として団結を誓う三国志屈指の名シーン。その勢いで劉備たちは打倒、黄巾族を目標に政府軍に義勇兵として参加。一方、汚職と権力争いに明け暮れる都では、十常侍、何進、董卓らが皇帝の権力を独占しようと、内紛が多発。結局、呂布の裏切りにより、董卓が権力を握る。

    前半、マザコンだ、恋人だ、自分さがしだ、と若き劉備の青い苦悩が延々と描かれ、「何コレ?」って思うが、張飛と関羽の登場からようやく三国志らしくなり、一安心。後半、舞台が洛陽に移ると皇帝、董卓、袁紹、曹操、呂布といった有名メンツが次々と登場し、官僚たちはゴミのように殺されていく。これぞ、中国の歴史だ。

  • 劉備、関羽、張飛
    曹操

  • 劉備、曹操の登場。
    前半は、劉備、張飛、関羽が、黄巾賊の乱を鎮圧に赴く話。
    後半は、董卓が霊帝ではなく、陳留王を即位させ、悪政を開始する。その董卓を曹操が殺害しようとして、失敗して、逃げた話。

    それぞれ、幼少のころから、才覚を持っていた模様。

  • 三国志 袁紹忠言を聞き分けられない 思わぬ小物に足元をすくわれる 物事の捉え方は一つではない 呂布曹操袁紹に使え裏切る劉備

    財勇猛智慧才に恵まれる 野心徳忠義利己利他 天下泰平 朝廷 リーダーシップ


    袁紹 vs 曹操
    よく忠臣の言を入れ、奸臣の讒をみやぶるほどなご主君なら、こんな大敗は求めない
    ざんげん

    小乗 で大義はならない。
    死生命あり、富貴天にあり。 常に気をつける。ダメなら切り替える。

    曹操 vs 孫権
     些細ささいなことをとらえて、棒ほどに訴える。
     そして、主しゅたる位置にある人の誇りと弱点につけこむ。
     讒者ざんしゃの通有手段である。
     そんな小人の舌に乗せられるほど曹操は甘い主君では決してない。けれど、どんな人物でも、大きな組織のうえに君臨していわゆる王者の心理となると、立志時代の克己や反省も薄らいでくるものとみえる。人間通有の凡小な感情は、抑えてのないまま、かえって普通人以上、露骨に出てくる。
     無能な小人輩は、甘言と佞智ねいちをろうすことを、職務のように努めはじめる。曹操のまわりには、つねに苦諫くかんを呈して、彼の弱点を輔佐する荀じゅんいくのような良臣もいたが、その反対も当然多い。

    → 誤解で親族も殺される。観念して碁を打ち続ける。抗えない運命。

    学文にも小人の弄文ろうぶんと、君子の文業とがある。小儒はおのれあって邦くになく、春秋の賦ふを至上とし、世の翰墨を費やして、世の子女を安きに惑溺わくできさせ、世の思潮をいたずらににごすを能とし、辞々句々万言あるも、胸中一物の正理もない。大儒の業は、まず志を一国の本もとにおき、人倫の道を肉づけ、文化の健全に華をそえ、味なき政治に楽譜を奏かなで、苦しき生活にうるおいをもたらし、暗黒の底に希望をもたらす。無用有用はおのずからこれを導く政治の善悪にあって、腐文盛んなるは悪政の反映であり、文事健調なる――その国の政道明らかなことを示すものである。――最前から各の声音を通して、この国の学問を察するに、その低調、愍然びんぜんたるものをおぼゆる。この観察はご不平であるや、如何に

    死生自ら命ありだ。
    曹操 赤壁の戦いで敗走中

    彼もいつか、むかしは侮蔑ぶべつし、唾棄だきし、またその愚を笑った上官の地位になっていた。しかも、今の彼たるや人臣の栄爵を極め、その最高にある身だけに、その巧言令色こうげんれいしょくにたいする歓びも受けいれかたも、とうてい、宮門警手の一上官などの比ではない。

    その条文は、極めて厳であったので、法正が畏おそる畏る忠告した。
    「せっかく蜀の民は今、仁政をよろこんでいる所ですから、漢中の皇祖のように法は三章に約し、寛大になすってはいかがですか」
     孔明は笑って教えた。
    「漢王は、その前時代の、秦の商鞅しょうおうが、苛政、暴政を布しいて、民を苦しめたあとなので、いわゆる三章の寛仁な法をもって、まず民心を馴ずませたのだ。――前蜀の劉璋は、暗弱、紊政ぶんせい。ほとんど威もなく、法もなく、道もなく、かえって良民のあいだには、国家にきびしい法律と威厳のないことが、淋しくもあり悩みでもあったところだ。民が峻厳を求めるとき、為政者が甘言をなすほど愚なる政治はない。仁政と思うは間違いである」
     孔明はなおいった。
    「民に、恩を知らしめるは、政治の要諦であるが、恩に狎なれるときは、民心が慢じてくる。民に慢心放縦ほうじゅうの癖がついた時、これを正そうとして法令をにわかにすれば、弾圧を感じ、苛酷を誹そしり、上意下意、相もつれてやまず、すなわち相剋そうこくして国はみだれだす。――いま戦乱のあと、蜀の民は、生色をとりもどし、業についたばかりで、その更生の立ち際に、峻厳な法律を立てるのは、仁者の政まつりごとでないようであるが... 続きを読む

  • 吉川英治版 三国志 桃園の巻


    「とことん三国志」企画も、これやっとで3シリーズが並立してスタート。
    最も遅い開始設定は劉備を主役にする吉川英治版で、
    この桃園の巻の黄巾の乱から物語が始まる。


    3つのシリーズを「天・地・人」で表現すると
    人の視点から、登場人物のドラマや心情を描写する吉川英治版
    地の視点から、歴史のうねりを政局の変遷で語る宮城谷版
    漫画らしく、天の視点から、人間の業や欲を描く蒼天航路
    と、それぞれの特長が開巻から、遺憾なく発揮されている。


    人間ドラマに重きを置く吉川英治版は、徹底して劉備の立身出世物語になる。
    劉備が関羽と張飛と出逢い、桃園の誓いをし、黄巾の乱に参戦するまでが長い。
    その分、3シリーズの中では、黄巾の乱の描写が最も詳しい。


    吉川英治版を理解するには儒教の教えを知る必要があるだろう。
    儒教で言う「孝徳」が高い人として、劉備を持ち上げる権威付けが目に付く。
    さらに、これほど母親とのエピソードが多いのは、母の口を通して語られる
    劉備の出自を皇統として証明する仕立てだろう。


    鬼嚢として暗躍し、姓名だけの劉氏をかざす蒼天航路の劉備とは逆の扱いだ。
    関羽や張飛との連合を、お互いの「俠の志」で呼応するという流れでは、
    蒼天航路の方が納得しやすいのだが、多様な解釈を楽しもう。


    ライバルの曹操にも、その劉備の正統性の影響する。
    宦官の孫という出自は消され、漢の丞相・曹参の末孫とされ、
    普通は記述として目立たない父親の曹(とう)からの名門の子弟としている。
    実際の曹とうは、夏候氏の生まれで、幼くして宦官・曹鰧の養子に入り、
    霊帝から官位を買っただけのただの成り上がりに過ぎない。
    宮城谷版では、曹操も父親の日和見主義、権威主義には辟易しており、
    距離を置いた旨が紹介されるのは面白いところ。


    漢朝衰退の真因である宦官の家系というコンプレックスだからこそ、
    本当の意味で名家である袁紹との差が大きく、
    その後の曹操を曹操たらしめているといえるのだが、
    三国演義の勧善懲悪のストーリーには
    その手の複雑さは入らないようだ。

    この辺りが読み比べてからこその、面白みなのであろう。

    黄巾の乱の後の霊帝崩御、十常侍による何進暗殺、
    袁紹による宦官征伐と董卓上洛も吉川英治版が詳しい。

    禁中からの逃走中に陳留王と董卓が出会うシーン、
    陳留王の凛々しさは鮮烈である。

    この場面に袁紹がいたとするかしないかで
    その後の董卓と袁紹の関係が変わる。

    圧倒的な存在として董卓を表現するか、
    普通の悪者として袁紹と並び立つレベルの存在とするかで
    反董卓軍の意味も変わる。

    吉川英治版には邂逅シーンで袁紹が存在し、
    蒼天航路と宮城谷版では袁紹はいない。

    吉川英治版の董卓は、呂布を率いる丁原に負けたり、
    帝位簒奪を何度も確認を百官に尋ねるなど、意外に普通の軍人である。

    漢帝国の没落を決定した存在に
    董卓をおくか、黄巾族をおくか
    その扱いに注目すると、その後の読み比べも楽しくなるだろう。

  • 登場人物全員謀略を巡らし、一つ一つの台詞に重みがある。劉備、関羽、張飛、曹操等三国志を大して知らない私でも聞いたことのある登場人物が一通り登場したが、まだ世の中心ではなく今後の展開が楽しみ。

  • 高校生の頃に読んで以来の再読中。
    大筋以外はすっかり忘れているうえに、三国無双のイメージで補完されてしまうのがちょっと余計だけど、やっぱり面白い。
    まったく古臭さを感じないし、かなりのスピードで物語が展開していくため超ワクワクしながら読めます!

  • 初めて読む三国志。
    登場人物の多さは旧約聖書並みですが、勘所を掴めば、力みなく読み進めました。
    本巻は、玄徳の人となりや義兄弟の契りが描かれ、紅顔の青年達の若々しさがとても好ましい巻ですね。

  • 虎牢関の戦い直前まで。自分にとって初の三国志の小説。
    おもしろい。時々難しい言い回しがあるが、文脈から想像できて問題なし。無料なんてありがたい。

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