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感想・レビュー・書評
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歴史モノの古典にして日本における宮本武蔵像を創出した作品であると思う。しかしわたしはこの作品を、バガボンドから入って読んだので、武蔵のイメージの違いに驚いた。バガボンドの武蔵はもっと超然としていてともすれば非人間的ですらあるのだが、この宮本武蔵はゆうほど非人間的ではない。逃げるし、必殺技みたいなのを使うし、大衆小説というか…小説らしい脚色を多分に受けていると感じた。あとからWikiみたところによればこの作品は菊池寛と直木三十五の武蔵論争に端を発するとのことなのでそのあたりの影響を受けているのやもしれない。作品としては非常に読みやすい読み味で、時代劇としての洗練度の高さを感じた。
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全8巻を読みまして。青空文庫で読みましたが、全く古さを感じさせません。元が新聞小説ということもあるのでしょうか、リズム良くすいすい読めます。
主人公の武蔵を始め、脇役までキャラクターが立っており、最後まではらはらどきどき一気に読ませます。名作ですね。
ちなみに、知らずに読んでいたのですが本書は漫画「バカボンド」の原作でもあるらしい。武蔵が、小次郎が、お通、又八、お杉婆が、漫画で見れるとは…。こちらも何とも気になるところです。 -
全8巻読了。バカボンドの原作として無料の青空文庫にあったので読んでみた。
吉川英治は面白い。多少途中間延びしたが、巌流島のラストの読後感は良い。
よく映画化された小説は、その映画より面白いというが、漫画も同じかもしれない。今度は五輪の書でも読んでみよう。 -
まさにはしがき。数ページです。
しかし、読み飛ばすにはもったいない内容。 -
何故か序文のみ別れてほんの少し。高校時代に挫折した三国志以来の挑戦、吉川英治。楽しみ。
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本当に序章のみ。前書き。