- Amazon.co.jp ・電子書籍 (196ページ)
感想・レビュー・書評
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何も知らないで読む一回目と、知った後に読む二回目では見方が変わりました。貴志さんらしくない作品かもしれませんが個人的には好きな作品です(^^)
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めちゃくちゃ好みの小説でした。雀蜂vs人のB級サバイバルホラーのような展開で、ちょっと笑えました。
主人公が蜂と戦う姿がゲームっぽくて、ゲーム好きの私にはかなり楽しめました。こんなホラーゲーありそうです。
ラストにかけてはあっと驚く展開で、さすが貴志さんだなーと思いました。面白くて一日で読み終わりました。
数日前に『天使の囀り』を読んで、そちらはかなりおぞましい描写が多かった印象ですが、本作はホラーコメディのようなイメージのライトなホラーなので、ホラー初心者にもおすすめです。 -
Kindle Unlimitedで読了。
貴志祐介さんの小説は、どの作品も説明描写が細かい。私は貴志さんの蘊蓄語り、大好きである。
そして、この小説、なんかクスッと笑ってしまう場面が多い。ホラーなんだけどコメディタッチのホラー。蜂とバトルを繰り広げる主人公の行動がなんとなく可笑しい。
最後もギャグマンガなどを思わせるような終わり方で、評価が割れてしまうのは頷けるかも。私はすごく楽しめた。
雀蜂と胡蜂。この表記の違いは、分身(ダブル)を表すものなのかな?
ちなみに、私の住む田舎のほうではカンバチという呼び名の蜂がいる。スズメバチの方言だと思うけど、よくわからない。
小学生の頃に頭を3カ所も刺されているから私も気をつけないと。とにかくものすごく痛かったのは覚えている。
蜂に刺されて九死に一生を得た人の話も聞いたことがある。その人は、心臓のあたりが黒くなってきていて、もうダメだなと思われたのだとか。
数年前の猛暑の年に、我が家の軒下と山のポンプ小屋にカンバチが巣をかけていたことがあった。両方とも、夜になってからハチジェットを巣にたっぷりと噴射。自分は蜂に襲われないところで様子見。巣から一斉にハチが出てきて狂ったように飛び回ったあと、地面に落下していった。
それほど巣が大きくならないうちだっから自分で駆除できたけど、慣れない人、巨大な巣、危険な蜂は業者に頼んでね。
ちなみに猛暑だと、蚊は少ないらしい。
そんな昔のことを思い返しながら読了しました。 -
雀蜂に象徴されるホラーサスペンスと思って呼んだら、まんま雀蜂だった。
主人公の雀蜂との戦い方には、もっと効率的にやれるんじゃないかという疑問もあったが、緊迫感があったし、コミカルにも感じた。
ラストは何かあるとは思ったが想像の遥か上だった。まさか…。 -
とても読みやすく、一気に読み。
雀蜂との攻防は臨場感があり、最後の真相も斬新で、貴志さんらしい作品だと思う。
ほとんど1人の登場人物主観で描かれているので、他の登場人物が少しぼやっとしている。
むしろ、それがこの作品の醍醐味ともいえるのか?
そんなのあり?とちょっと思ったけどあ、これはこれでいい終わり方かと。 -
すごいドキドキして読みました!
けど、最後は取ってつけたようなラストっぽくて。まあ、何が真実なのか分からない感じは面白いけど。でも、個人的にはこういうテイストで話を作ったんなら最後までサバイバルストーリーを貫いた方がよかったんでは?クリムゾンみたいに -
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貴志祐介の新作というので楽しみに読んだがつまらなかった。