許されざる者 [Blu-ray]

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監督 : 李相日 
出演 : 渡辺 謙  佐藤 浩市  柄本 明  柳楽 優弥  忽那 汐里 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ (2013年12月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967055429

許されざる者 [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

  • クリント・イーストウッドの役を渡辺謙がやり、ジーン・ハックマンの役は佐藤浩市がやり、モーガン・フリーマンの役は江本明がやっている。

    原作では抑圧された過去に沈んだ登場人物のキャラクターを過度に前景化しようとした結果なのか、説明過剰なモノローグが挿入され、ダイアログは冗長になり、愁嘆場も修羅場も全体的にやり過ぎになっている。

    よくよく考えるとかなり無責任な振る舞いをしていた原作の主人公に、きちんと誠実な振る舞いをさせようとしたのか、気持ちは分かるのだけれどあれこれ説明していて結局は喋りすぎに終わってしまった感が否めない。

    そもそもオリジナルは
    「許されざる者」
    なのだから、あれこれ言わずに罪を背負って佇んでいれば格好いいという映画だったのではなかろうか。

    頑張っているのだけれど、やっぱりちょっと違う気がする。。

  • イーストウッド許されざる者のリメイク。ストーリーわかってても、役者陣が素晴らしいので見入っちゃいました。

  • 2013/9/15TOHOがっかり!

  • 維新のころは恐ろしい人斬りだったが今は蝦夷地で静かに生活する十兵衛の前に、かつての相棒の金吾が現れる。
    或る集落で、顔を切られた女郎が相手の男たちへの復讐をしてくれる者に賞金を懸けているというのだ。気が進まないながらも家族を養うために金吾の誘いを受け、その女郎たちの集落へ向かう十兵衛だが…。

    クリント・イーストウッドの名作映画「許されざる者」を、明治初期の北海道を舞台にしてリメイクした作品。

    リメイクとしてはかなりの成功例ではないかと思う。オリジナルの筋と主張をほぼそのまま引き継ぎながら、ストーリーに新たな局面を持ち込み独自性も打ち出している。
    これは、アメリカの西部劇と日本の時代劇(とりわけ幕末維新人情物)という、似ていながらも本質的な主張はかなり違っている二つを掛け合わせたことによる化学反応ではないかと私は分析している。

    私が今さら偉そうに言うことではないが、イーストウッドの「許されざる者」は、極論すると「キミたち西部劇とかカウボーイのことを格好良いと礼賛するけど現実なんてこんなに泥臭くて残酷で虚しいんだぜ、だからオレが最後に最高にカッコいい銃撃シーン見せてあげるからもう西部劇はこれで見納めにしておきな」っていう映画である。つまり、あくまでもヒーローは格好いい。
    それが日本を舞台にした瞬間、明治初期の北海道っていう、ちょっとでも歴史かじった人間なら負け組の溜まり場だとすぐ分かる場所が舞台になってて、最後のシーンも主人公の勝ち逃げ感は皆無となる。だから、同じ筋、そしてほぼ同じセリフを使っているにも関わらず、エンディングの本質が全く違うものになる。
    この翻案を私は非常に興味深く見た。

    さらに加えると、李監督はここに「アイヌ」という要素も織り込んでいる。この点についてネットで色々言う人たちもいるが、私にはその正否や監督の心の奥底は分からない。
    ただ感じたことだけを素直に書くと、「アイヌ」は作品におけるマイノリティを多層化しただけでなく、この作品に「グラン・トリノ」の要素をも取り込んだと思う。十兵衛の意思を継ぎ未来を創っていく者は、必ずしも血のつながった親子でも、純粋なヤマト人である必要もなく、ただ、彼の魂を正しく引き継いだ者が相応しいという意味なのだと解釈した。

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