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- / ISBN・EAN: 4988104082688
感想・レビュー・書評
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~☆~☆~なんでこうなるのぉ?~☆~☆~
イライラするとこの作品の思うツボ。
みんな機転が利かないというか
信頼関係ができてないというか
いくら忙しいファストフード店でも
警察からの半信半疑の☎があったら
本人に確認の上、折り返し連絡します
って言わないかなぁ
こんなイタ電が基で被害が、全米の30州において
70件以上報告されたっていう事・・・信じられない。
日本ではこの手は通用しないと思うなぁ
オレオレみたいのがあるしね。
呆れたゎ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカのあるファーストフード店。朝からトラブル続きの金曜日、店は賑わいを見せていた。
そこへ警察官を名乗るダニエルズ(パット・ヒーリー)という男から1本の電話が入る。彼は店長のサンドラ(アン・ダウド)に、女性店員ベッキー(ドリーマ・ウォーカー)に窃盗の疑いがかかっていると告げ、彼女の身体検査を命じる。
警察官の言うことなら……と、その指示に忠実に従うサンドラ。
しかしこれは、その後数時間に渡って行われる“信じがたい行為”の始まりにすぎなかった……。
2004年にアメリカで実際に起きた、警察官と称する男からファーストフード店に電話があり、店員がお客さんの財布からお金を盗んだと被害届けが出ているからその店員を取り調べろと店長に命令して性的虐待まがいのことをさせる事件を元にした映画。
副店長も店長の恋人も怪しいと思い店長に止めるように忠告するが、店長は偽警察官の指示に従ってしまう。
店長が日頃からその店員に反感を持っていたりあまり他人に相談せず一人で問題を解決しようとする傾向があったが、警察官など権威や権力のある人間が「捜査に協力するため」「任務のため」「仕事のため」と無理なことを要求しても怪しみながらも従ってしまうという傾向が人間にあることが、1961年に心理学者ミルグラム教授の実験により明らかになっているように、店長は日頃から反感を持っていた店員を「捜査協力のため」という口実や命令に乗っかり身体検査という虐待行為をエスカレートさせた。
同僚の店員や副店長がおかしいと思っても、警察官と揉めたくなくて止められなかった。店長と同じくらいベテランの清掃員が、勇気を持って止めた。
この事件を通して分かるのは、権威や権力の前では自由意思を通すのが難しく、経験に裏付けられた知性と勇気が自由意思を通すということ。
こういう心理を利用した犯罪には、「おれおれ詐欺」「マルチ商法や新興宗教に洗脳すること」などに利用される。
果たして自分は、ああいう圧力に負けず自由意思を通せるか考えると、背筋がぞくぞくする実話ベースにしたサスペンス映画。 -
政府によってマスコミが検閲されるのが日常茶飯事である、報道の自由が世界七十何位だという某N国の縮図のような映画だった。
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とにかく胸糞。服従の心理もくそもない。学ぶところは何もない。人は権威に弱い、集団に弱い。不安定なときは、強固なモノに人は惹かれる。オレオレ詐欺と同じで変なモノにはしっかり確認することが必要。
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警官を名乗る男があるファストフード店に「アルバイト店員が金を盗んだので、警察がそちらに向かうまでにある程取り調べをしてほしい」と電話があった事による騒動。
ちょっとWikiをみたらこれまた実話ベースの話らしく、実際に何十件も同じ手口のいたずら?詐欺?が起きていたようで。
冷静に考えればおかしい所がたくさんあるのに『警察』と言う権力の前で「捜査の一環だ」と言われてしまえば思考がまともに働かなくなるんだなあ…と言う、じんわりとした怖さ。
それに加えて、ファストフード店の店長がはいっぱーーー頭悪いのにイライラして、精神衛生上よろしくない。
人の心を操る系の物だと『es』があるけど、それより地味な分退屈な所があるけど、身近に起きそうだと言う点ではこちらの方が上。
個人的には90分が長く感じたので、なんか、もう少し、欲しかった、なあ……。 -
アメリカで実際に起きた事件を基にした作品。同様の事件が70件もあったらしい。
とあるファストフード店にかかってきた1本の電話。自称警官を語るオトコは、店員の窃盗をでっち上げ、捜査とうたい数々の暴挙に出る...。
ミルグラム実験やスタンフォード監獄実験などで証明されているように、人は権力に服従する心理を利用した犯行。
人の深層心理につけ込む非道な犯行。
後味の悪い作品だな。 -
ミルグラム実験を犯罪にしたような映画。
恐くて観るまでに時間がかかったけれど、観てよかった。
言われるがままに動いている間に、正常ではないと思っていても、上が言っているからと上に責任を押し付けて無責任な自分の行動を正当化することは多かれ少なかれ誰にでもあると思う。そういう意味では普遍的なテーマ 。混乱するときこそそうなりがちだけれど、自分で一次情報にあたり、それをもとに考えて行動して検証することが大事だと改めて思った。
登場人物のどの立場でも簡単な手筈で解決することができたはず。あの状況で権力に逆らう、相談する、代替案を考えるとか?そういうことを考える人もいれば、言われたことをやっただけだから仕方ないと考える人もいたんだろうか。
一方で、被害者目線でもう1度観ると、絶望的。
終わり方も、加害者同士で責め合う姿、被害者であると加害者が断言する姿をみせられつつ、普通の人であることが強調されて、すっきりしない不快感が残る(いい意味)。 -
ファーストフード店に突如かかってきた警察を名乗る電話は女性店員が盗みを働いた疑いがあると告げる。店長は一人の女性店員を問いただすが警察を名乗る男の指示はエスカレートし。。。
実際に起きたたストリップサーチいたずら電話詐欺事件を映画化。
とても不快なだけの映画なのだが、こういう事実があったという情報は多くの人が知っておくべきだろう。おそらく多くの人がこうなってしまうのではないだろうか。Wikで調べたら現実にはもっと大変なことも起きてたみたいで本当に怖い。
”盗んだ疑いがある"と聞いた店長が「彼女が盗んだ」と人に伝えたり、細かい部分がすごくよく練れられていてとても勉強になる。
こういうことにひっかからない為にも見といた方がいい一本。