機動戦士ガンダム II (角川スニーカー文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 小説版の存在を教えられてから読むまでの間に知り得たことは、
    ・アムロがG3の名を持つガンダムに乗り換えること
    ・シャア専用リックドムが登場すること
    ・クスコ=アルという女性のニュータイプが新登場すること
    ・アムロがセイラとやっちゃうこと
    ・アムロが死ぬこと
    だった。中学生の頃だったかもしれない。

    もうはっきりとどこまで読んだか思い出せない。まるで初読であるかのようだ。
    たとえば、G3というのはプロトタイプの三番機にマグネットコーティングを施したもので、プロダクションモデルのガンダム三番機ではない。これまでずっと後者のように認識してきた。なんならアムロ専用に作られたように思っていた。こういったことは一度知れば忘れないと思うので、実は二巻を読んでいなかった疑惑が浮上してきた。あるいは読解力不足だったか。

    戦闘描写がきわめて下手なくせに書きたがる小説家がいる。一動作ごとに書いていたり、登場人物が多すぎることなどが原因に思える。つまり、書きすぎている。
    富野由悠季は映像作品においては抜群の戦闘描写をみせる作家だが、小説においても同様である。短い描写で効果的に表すことが可能であることを示してくれている。
    そのセンスはしかし、オノマトペを表記してしまうことにも発揮されており、その点は残念である。

  • 面白いなぁ…子供の頃の記憶より数段面白いです。
    ガンダムの良さとは、ニュータイプという人類の進化…宇宙居住時代の人々の繋がりをもたらす新しい力がテーマでありながら、それが戦争の道具としての優秀さ(人の意志を読む勘の良さ)にも繋がってしまう所にあるとは知っていたのですが、小説版ではより焦点化されていて分かりやすい。
    その上で一年戦争という背景も明快で戦記物としての愉しみも満足できるものです。
    MS戦や設定等という局部ばかりに目を奪われなければこんなにも楽しめる作品なんだ、と再認識できる小説。
    今更ながらハマりそう。

  • 前巻からさらにテレビアニメとは異なるオリジナルストーリーになっている感じ。アムロとセイラの生々しいシーンの描写もあり「大人のガンダム」といった感じか?

著者プロフィール

とみの・よしゆき 「機動戦士ガンダム」シリーズの総監督にして原作者。多くのヒットアニメシリーズを手がけているほか、ノベライズ、オリジナル作品も含めて50冊以上の著作がある。

「2010年 『リーンの翼 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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