- Amazon.co.jp ・電子書籍 (215ページ)
感想・レビュー・書評
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職場で昼休みの時間を利用し、ラジオ講座のストリーミング放送を聴くグループ学習を開始して早11ヶ月。本書の著者はその講座の講師。ラジオ講座では、語順や文型、そして語感の持つイメージの大切さを繰り返し強調していますが、本書では特に後者に焦点を当てて、従来行われてきた機械的な丸暗記に対してネイティブの感覚から文法を理解させるアプローチを提唱しています。私自身、これまで仕事で英語を使う機会が多かったのに加えて、今は上司が英語のネイティブ・スピーカーなのに、海外留学や海外勤務はともかく英会話スクールさえ通った経験さえないし今でも通う時間がないので、昼に有志とグループ学習をしています。そんな環境で、著者の講座は非常に工夫されており、ネイティブ感覚思考が非常に新鮮ということもあって長続きの秘訣になっています。まさに継続は力なりで、多かれ少なかれ全般的に効果があらわれてきています。本書はネイティブ感覚を重視したアプローチを概観するにはよいと思います。
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言葉のもつイメージから英語を理解しようとするアプローチを開拓した著者。NHK番組の講師としても活躍していましたが、取ってつけたような気障さが鼻につく先生でした。著者の功績はやはり前置詞のイメージを確立した点ではないでしょうか?また、タイトルも「英文法をこわす」(壊してはいません)というより「イメージ優先の英語」といった内容に近いのでは。
また、定冠詞や不定冠詞は学校でも勉強しますが、ネイティブには無冠詞が最も制約が少なく使用頻度も高いという指摘は参考になりました。
あとがきで、「過去の著作に筆を入れたことはない」ことを変に自慢していますが、折角改定する機会があるのであれば、よりベターにしようと努力するのが、著者としての誠実さというモノではないでしょうか。 -
英文法を勉强しなおしているところ。電車の中で スマートフォンを使って読めるのはありがたい。身体感覚のイメージを掴みながら英語を学ぶスタイルになっている。
「一億人の英文法」の分厚さに圧倒されたので、まずはこっちで肩慣らし。