- Amazon.co.jp ・電子書籍 (305ページ)
感想・レビュー・書評
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外伝として、エリンの馴れ初め、エサルの恋愛、ソヨンの恋愛と、登場する主要人物の恋愛面を中心としたお話。
本編を読み終わった後の外伝としてピッタリな内容。
エリン編のイアルのお母さんとの話もすごくよかった。
これで獣の奏者は全部読み終わってしまいました泣 -
本書に収められているのは、獣の奏者本編とは趣の異なる掌編と短編。
いずれも魅力的なエピソードであるうえ、上橋先生曰く「書こうと思えば、いくらでも書くことはできた」のに、敢えて本編には書いていない。本編の物語に厚みが出て当然、という気がした。
「わたしは……生まれてこなければよかったなんて、思わない」(刹那)
たとえ刹那でも喜びがあれば、それだけで、生まれてきた価値はある(秘め事)
また本編を読み返したくなってしまった。 -
Audible にて。獣の奏者の外伝、短編集。外伝が一番良かった。
先生であるエサルの過去の話である「秘め事」がとても良かった。エサルの一人称で語られる、敬語表現がとても綺麗で、朗読で聴いていて心地よい。
「綿毛」「初めての…」はいずれも、子育て世代にはあるあるな感じで微笑ましい。
あとがきで「人生の半ばを過ぎた人へ」とあって、そうか、対象年齢としてはちょうど中年以降に向けた本になったんだなと納得した。 -
公約通り、少し時間を空けて読了した。とは言え、まだ正篇の余韻が残っているので、すぐに物語の中に入れた。
本書には長短併せて4篇の作品が収録されている。外伝と謳っているが、エサルが主人公の「秘め事」以外は、正篇の余白を埋めるようなストーリーだった。そして文庫版にのみ収録されている掌篇「綿毛」は、エリンの母ソヨンが主人公だ。
あとがきで上橋さんは否定しているが、エリンとイアルの穏やかな日々を描いた「刹那」が一番好きだな。
kindle unlimitedにて。 -
外伝らしい外伝だった。
怒涛に流れていく本編を読み終えて、少し間をおいたのちに読む、外伝。
それぞれの過酷な人生にあったひとときの幸せな時。
親から子へと紡いでいく思いや時。
ジョウンと幼きエリンが出会い、成長し、離れていった時が一番好きな時だった。 -
またしても止まれずに読んだ。
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綿毛が好き。
本当の本当に、終わってしまったなぁ・・。