喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) [Kindle]
- 講談社 (2013年10月16日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (304ページ)
感想・レビュー・書評
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こんな世界が、こんな生き方があるのだなと驚きと興奮をもちながら読みました。
ちょうど同じような境遇の娘と主人公と重なり、理系研究者の頭の中そして心のヒダがようやく少し分かったような気がしました。
そして、「えっ⁈」っと思わず呟いてしまった、幾許かの余韻を残すミステリアスな締めくくりはさすが!!
恐れ入りました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何かに熱中できる人はいいなーと思いながら読んでいたけど、その「何か」を見つけるために研究者も山を登っているんだなー。何を問うのか、それが一番難しい。喜嶋先生も面白いが主人公も大概で、スピカさんは大変だ。
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大学生のうちに出会いたかった一冊
卒論を一生懸命書いていた少し前を思い出して懐かしい気持ちに浸りながら読了
淡々と進んでいくもののどこか暖かくて、喜嶋先生に会いたくなった -
自伝かどうかはわからないけど、研究に一途な姿がとても感動。森先生だから書ける小説だと思う。しかし最後のアレはないだろう!自分が大学時代に出逢いたい本だな。
森先生の作品の中で一番好きかも。 -
森博嗣作品の中でも一番の名著だと言える。
何度でも読み返したくなる。
呼吸すらも忘れてしまうほど研究に没頭しているときだけ得られる静かな世界が本当にキレイで羨ましく思う。 -
研究者の生活をかなり正確に描写している。最後は少し切ない終わり方。
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周りに人がいないかのような静かな世界。
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風立ちぬのような感じで、人生で夢中になれる時期というのは貴重だということがすごいわかりやすく書かれている。
10代のうちに読みたかったし読ませたい。