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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (211ページ)
感想・レビュー・書評
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本人も本書の中でシャイと言っているように、今作は前作に比べて全体的にそんな印象でした。
個人的には猫関連の話はぐっときました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
われわれは既成事実というものを忘れて、倫理的に良識的に、我々がいま直面していry社会のあり様を考え直してみる必要がある。
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未だに四十肩にも五十肩にもなったことがない私。
そうか、そんなに激烈に痛いものなのか。
この先もなりたくないなあ。
さて、私は怒るべき時にきちんと怒る人が好きだ。
普段はもちろん温厚でいい。何ならちゃらんぽらんでもいい。
だけど、怒るべき時にへらへらしていたり、見て見ぬふりをする人は大嫌い。
沖縄で、少女が米兵に凌辱された。
そのような事件を二度と起こしてほしくはないという少女に、日本政府はうわべの言葉だけで遺憾の意を述べる。
”凌辱された少女がぼろぼろの体をひきずって、泣きながら歩いた真暗なさとうきび畑の道を、一緒に歩こうとした人間はいなかった。”
浅田次郎は少女とともにさとうきび畑の道を歩く方法を模索する。作家として。
責任ある日本の大人であるということはどういうことなのか。
考え考えして読んだ。
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